岡嶋和幸の「あとで買う」

185点目:日常を自然に、魅力的に捉える写真家の作品集

スティーブン・ショアの写真集「Steel Town」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

スティーブン・ショアの写真集「Steel Town」

122点目でジョエル・マイロウィッツの写真集を紹介しましたが、今回のスティーブン・ショアも1970年代にアメリカで一世を風靡した「ニュー・カラー」を代表する写真家の1人です。アメリカの何気ない風景を捉えた作品が好きで、所有している写真集のほか、気が向いたときに公式サイト(http://stephenshore.net)を訪れて構図や被写体へのアプローチの方法などを参考にしたりしています。

この写真集に収録されている作品は公式サイトでも見られるのですが、液晶画面をクリックするのではなく、紙のページを自分の手でめくりながら鑑賞したいです。販売価格は8,000円前後です。出版社のWebサイトでも中身を見られるのですが、余白が広めのレイアウトで、ぜひ手元に置いておきたいと思いました。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。