岡嶋和幸の「あとで買う」
23点目:カラーマッチングに適した環境を手軽に実現できる照明器具
山田照明「Z-LIGHT Z-108N」・パナソニック「LED電球 プレミアX LDA7NDGSZ6」
2021年5月23日 12:00
この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。
山田照明「Z-LIGHT Z-108N」・パナソニック「LED電球 プレミアX LDA7NDGSZ6」
プリントの色を正しく評価するためには、自然光に近い照明環境下で確認する必要があります。EIZOと山田照明が共同開発した色評価用LEDスタンド「Z-208PRO-5000K」もありますが、あまり本格的でなくてもよいのであれば、室内照明のシーリングライトやペンダントライト、デスクライトなどに高演色のLED電球を取り付ける方法も有効です。
デスクで使用するアームライトで人気なのが山田照明のZライトです。この「Z-108N」はオーソドックスなスタイルで、販売価格は6,900円前後です。ブラック、グレー、ホワイトの3色から選べます。昼白色のLED電球が付属されていますが、高演色であるのかどうかは分かりません。そこで、パナソニックの「プレミアX LDA7NDGSZ6」に取り替えます。昼白色、60W相当のLED電球で、販売価格は2,500円前後です。1万円以内でカラーマッチングに適した照明環境が得られるというわけです。
デジタルカメラマガジンのプリント連載でこの電球を取り上げたとき、セコニックのカラーメーター「スペクトロマスター C-800」で計測したところ、色温度は5,212K、平均演色評価数はRa97.1とまずまずの性能でした。これならプリントの色評価を安心して行えそうです。モノクロプリントの色調の判断もしっかりできるでしょう。