クルマとカメラ、車中泊
車のルームランプを人感センサー化! DIYで自動点灯システムを作る
2025年5月31日 12:00
本記事で紹介するDIY作業は、筆者の個人的な経験に基づくものです。車両の電気系統への改造は、ヒューズの破損による電装系統の不具合、配線ミスによる予期しないトラブル、車両保証への影響などのリスクを伴う可能性があります。作業は必ず自己責任で行ってください。
今回はDIYであります。先日ダイソーに買い物に行った折に見つけたんですよ、ピンとくるものを。それは「人感センサーケーブル」300円なり。ほら家の中や玄関にもあるでしょ、人が近づくと電気が点くやつ。あれのUSB版ですな。もちろんこれにUSB電源とLED電球を別途用意しなければなりません。ああ、うちに余ってたよなあと思いつつ閃いたんですよ、これ車につけたら便利じゃね! って。
車にはルームランプがないと困っちゃうけど、星空を撮影している時やキャンプに行ったときはルームランプつきっぱなしって、邪魔だったり雰囲気壊しちゃったり。でも、荷物を漁るには電気ついてほしいし。その度にドア開け閉めしたり、スイッチオンオフが煩わしいと思ってたんですよねえ。つまり、車に近づいたら電気が点いて、離れたら消える。良くないですか?
うちで余っていたもの2つ。USB接続のLED電球。これは記憶によるとセリアで買ったもの。実測すると消費電力は0.6W。人感センサーの定格は5Wなので全く平気どころか、工夫すれば8個つけられる(笑)。
こちらはDC-DC可変降圧コンバータ。アマゾンで購入。12VからUSBの5V出力に変換するもの。3個入りなので、使わずに余ってた。
他に必要なのはテスターとハンダゴテですね。テスターはルームランプの端子の極性を調べるのに、ハンダゴテは降圧コンバータの結線に必要です。まあ、サービスマニュアルを持っていて詳しい配線がわかる場合はテスターはなくても……と思うけど、むしろサービスマニュアル持ってる人の方が少ないよね。
車の配線をいじるときはヒューズを外すのが常道ですが、これは車に付属する取り扱い説明書に書いてあるよね。配線が複雑だったり重要パートにつながってる場合はバッテリーを外すのが安全だけど、今の車はECUがリセットしちゃったりして、あとが面倒なので僕は滅多にやらないです。
ルーターはこういうやつね。僕はこれの旧型を20年くらい愛用してます。1つあると細い穴あけや小物のカットに便利です。
センサーとLEDライトは先の面ファスナーでくっついてるだけなので、場所はいくらでも変えられます。ひとまず点灯確認!ルームランプカバーの中で青く点灯してるのは降圧コンバータの通電ランプ。なんかいい感じw。
さて、LEDは0.6W、人感センサーと降圧コンバータの効率を考えても1W強くらいの消費電力かと。純正が8Wなので随分消費電力も減ります。
さて効果のほどは夜にならんとわかりませんなあ。で、結果は大満足。LED電球は純正ランプよりちょっと暗いかな、と思うけど必要十分な明るさ。
スイッチオンで点灯させたのち、車から離れてライトが消えた状態。
カーゴルームに近づいて点灯した状態。近くにいる間はずっと点灯してます。
車から離れると1分ほどして消灯。これだと両手が塞がっててもライトがつくのでチョー便利なわけです!
で、こういうの製品化されてないかなぁとAmazonを彷徨ってみたんだけど、今の所こういう製品はない様子。どこか作ってくれたらいいのにね。