赤城耕一の「アカギカメラ」
第79回:40年来の相棒「ニコンFE2」とその仲間たち
2023年10月5日 09:00
ニコン Z fの発表後、周りから騒がしい声が聞こえてきました。知人の熱心なニコンユーザーのひとりから「ニコン Z fはNew FM2のデザインを応用したみたいなことがニコンからアナウンスされていますが、アレは絶対にFE、いやFE2なんです! はぁはぁ……」。そんなに息を荒くして、力説するようなことなのかよー。と思いましたけどね。大丈夫ですか?
若い時分よりも、ココロもカラダも成長した筆者はニコンに対してはかなり冷静になりまして、以前と異なりニコンが世界のすべてみたいな生活からは卒業し、現在は平穏な日々を送っているのですから、なおさらです。
正直、New FM2でもFE2でもいいんじゃねえのか? と、少しはオトナになったことを自覚したわけであります。しかし、そこまで力説されるとなあ。真実を追求するジャーナリストとしてはこれを確かめねばと。
ところがZ fは、もう返却しちゃって、いま手元にないので、正確には比べることはできませんが、ペンタプリズムもどきのボディ上部、銘板のあたりを写真でみてみると、なるほどFE2から色濃く影響を受けている感じがします。へー。そうなんだー(棒読み)。
ニコンFMやFEまでは非Aiレンズも装着できるようにAi連動レバーを跳ね上げることができました。このためかマウント周囲部分はマージンが必要になり、銘板部分がせりだした感じになっています。
ところがNew FM2やFE2では、Ai連動レバーの可倒を省略したため銘板部分のせり出しが小さくなっているようです。とくにFE系は小さくFE2はZ fのそれと同じパーツのようにも見えてきます。熱心なニコンユーザーは瑣末なことにうるさい、じゃない細部までの観察力が違いますね(褒めています)。
ここまで読んでいただいて、なんの話かわからない人は正常ですからご安心ください。
このつまらない検証のために機材ロッカーからひっぱりだしてきたうちのFM/FEシリーズたちが突然愛おしくなり、今回はZ fの話は置いて、このシリーズの話をすることにしました。筆者もいいかげん年寄りなくせにまだ病が重いようです。正常な大人はおとなしくZ fの予約を急いでいただき、この先はお読みになる必要はありませんので念のため。
ニコンFM(1977年)
ニコンFMという一眼レフカメラが1977年に登場します。シリーズの初号機です。基本的にはそれまでのニコマートFTシリーズの後継としての役割を担っています。
ニコンはレンズ交換時に絞り環の“ガチャガチャ”をしなくてすむAI(Automatic Maximum Aperture Indexing)化を1976年に果たしましたが、当初は、既存のガチャガチャモデルとかファインダーをさらっと手直しして、AI化し、はいこれでどうぞ。という戦略を採用しました。UIを変える大きな改良ですから、これに合わせて新モデルを出すのが筋ですが、推測ですが、FMは予定に間に合わなかったのかもしれないですね。
先に申し上げたように、AI連動レバーは跳ね上げ式なので、ニッコールオートレンズやNewニッコールレンズも装着することができました。測光は絞り込みになりますけど。
FMを見た時、ニコマートと大きく異なる新デザインには驚きました。デカい、重たいカメラこそニコンらしいと言われてきたからです。往時のニコンはまだコンタレックスとか、ライカフレックスあたりを気にしていたんですかねえ。性能はニコンのほうが上なのに。FMは小さいながらも凝縮感ありました。
小型軽量化されたFMのボディは新しい時代を感じさせるニコンとして注目されましたが、なんだかガキに媚び、じゃない。若い人に向けられた感じがしました。筆者も若かったけどね。でもニコンF2のほうがエラいぜと信じて疑わず、当時はFMにさほど注目しませんでした。若者は背伸びしたくなるんですよ。若者向けとか言われると反発するわけね。
一眼レフの小型軽量化は、オリンパスOM-1から火がつき、多くのメーカーに波及しました。認めないでしょうけど、ニコンにも影響を与えていたのではないかと。
ニコンFMはニコマートFT系の後継と申し上げましたが、ニコマートFT系はすべてシャッタースピードダイヤルがマウント周囲にありましたが、FMでは他の一般的なカメラみたいにボディ上部に位置するようになりました。ヤレばできることを示したのですが、逆になんかフツーになりましたよね。コパルの縦走り金属シャッターはニコマートFT系譲りでもありますしOM-1の横走り布幕シャッターよりもエラそうでした。
ファインダー内のLED表示も先進性をみせていました。真ん中の○だけが点灯すれば適正露光という証なわけですが、+と○が、○と+だけの同時表示ということもあり、この時は1/2オーバーとか1/2アンダーのように判断する必要があります。-だけ、+だけの点灯は適正露出から1段以上露光値がズレているのでしょうね。詳しくは取説をどうぞ。撮影者はファインダー内の表示を見て露出を決めてね、ということですが、はいそうですねと、なかなか掌握しづらいところもあります。
でも、前者はシャッターの動作音は大きく、後者は露出のズレ量が指針式よりもわかりづらいというマイナス面もあります。
FM登場の前年の1976年に登場したキヤノンAE-1には専用ワインダーが用意され、「連写一眼」というキャッチで話題を集めていましたから、ここでもFMには無調整で装着可能なモータードライブMD-11が用意されたことも当然の仕様でしょう。しかし、MD-11はグリップ感が良かったですけど、その代わり重い。動作音もうるさめですし、F2のモードラMD-2みたいにモーターによるフィルム巻き戻しもできません。
FMはずいぶんとシンプルな一眼レフカメラで特別な機能こそ何一つなく、動作感触や動作音なども、特別に良好とは言わないけど、シリーズの中ではシャッター音は優しく、フィルム巻き上げ感触もよく、シリーズの中ではいちばん軽いのではないかと。ただ、巻き上げは一作動式で、小刻み巻き上げできないのはニコマートと同じでイヤだったですね。
ニコンFE(1978年)
当時の一眼レフは、似たフォルムのAE機とマニュアル機を同時に用意するのは普通のことでした。オリンパスはOM-1とOM-2、ペンタックスはK2とKX、カタチは似ていないけど、ミノルタは世界初のマルチモード機のXDを出したあともメカニカルのSRシリーズをしばらく残し、キヤノンAE-1登場時もまだFTbというメカニカル一眼レフカメラがありました。
ニコンFMのAE化されたモデルはいつ登場するのかとカメラ雑誌などでは予測記事が出たりしていました。1978年4月に皆さんお待ちかねの絞り優先AE一眼レフ、ニコンFEが登場します。FMとフォルムがよく似ており、モータードライブMD-11、12をはじめとするアクセサリーも共用することができますからFMとFEは兄弟機とされました。
FEはAE機ですからバッテリーの使用がマストです。シャッター動作にバッテリーが不要なバックアップのフルメカニカルカメラとしてFMも必要だぜ、と思わせる作戦かもしれません。そんな心配など無用なことを知っていながら私たちは自ら進んで罠にハマります。
FEはAE機でしたが、意外にプロのウケが良かったのです。これはファインダー内のメーター表示に指針式が採用されたから。マニュアル露出の時は、シャッタースピード設定指針にメーター指針を合致させれば適正露出になるという追針連動方式が採用されました。これ、かつてのニコマートEL系とほとんど同じ表示なので、受光素子の違いによる指針のスピード以外は技術的は発展がなかったのですけど。ちなみに、FEの回路はニコマートEL系の最終機ニコンEL2のそれと酷似しているという話も聞いたことがあります。
シャッタースピードの設定を示す緑指針とメーター指針の離れた幅をみて視覚的に「面積」として捉えることで瞬時にどのくらい絞りを開くのか絞るのか、あるいはシャッタースピードを高速に設定するのか低速に設定すればいいのか、FMのLED表示よりもわかりやすいのです。
被写体周囲の状況によって露出に影響が出そうな場合は主要被写体をファインダーいっぱいに捉え、マニュアルで測光値を固定すればAE設定での露光補正を行うより速い。AEでの露出補正は戻し忘れのリスクもあります。補正量は光線状態や被写体の反射率によって変化しますから、結局は撮影者の経験による“勘”です。デジタルカメラと異なり、露出補正量が正しかったのかどうかは現像しないとわかりません。“賭け”になるわけです。でもアサインメントでは賭けをするわけにはいきません。ま、プロはだれもAEでは撮らなかったんですが。
ニコンFE2(1983年)
1983年にはFEの後継機、ニコンFE2が登場します。1/4,000秒の高速シャッター、ニコン初の1/250秒シンクロを可能としました。前年の1982年に登場したニコンFMでも最高速1/4,000秒の1/200秒シンクロは可能にしていました。
最高速1/4,000秒、今ではどうということない速度です。でも発売当時はすごかったみたいですぜ。カメラ雑誌のレビューワーのみなさんは当時は何を被写体にして作例で撮ったのかなあ。記憶ないなあ。1/4,000秒があるなら、大口径レンズを開放で撮れるみたいな話ありましたけど、明るい屋外で開放絞りで撮影するとか、筆者としてはなんか違うように感じるんですよね。なんか不自然じゃないですか。え、古臭い考え方だ? だって年寄りなんだから仕方ないじゃないですか。
当時まだ駆け出しカメラマンの私でしたが、先達はこぞってFE2を使いはじめました。これは1/4,000秒を使いたいからではなく1/250秒シンクロを必要としていたからです。フラッグシップのニコンF3のシンクロ最高速は1/80秒ですから有用でした。1/250秒シンクロで喜んだのは、新聞とか雑誌などの報道系カメラマンとかファッションカメラマンたちです。いずれも日中シンクロ撮影の機会が多いからです。ファインダーのメーター表示はFEと同様の指針式が採用されました。このこともプロにウケが良かった理由です。
前者でいえば、多くの同業者が集まる記者会見や事件現場など混乱の状況下では昼夜に関わらず、撮影にはスピードライト使いました。これは今も変わりありません。
被写体をブレなく鮮鋭に捉えるという理由もあるけど、集まったテレビクルーの照明さんが持つ強いライトによる逆光状態でもきちんと写るようにという理由もあり。フィルム時代ですから高感度フィルムの感度も今からみたら大したことないし、スピードライトの使用は当然でした。FE2にはTTL自動調光も搭載されましたが、プロはほとんど使用することはありませんでした。精度的にはまだ不安があったからでしょう。
今回は「Z fはFE2だ」の声にお応えして、作例はみんなFE2で撮影してみました。使用歴、なんと40年というのに、絶好調の動作をしたことは嬉しかったですね。本来は古いAE機はメンテナンスが厳しく、精度的にどうかなという疑念がありましたが、大丈夫でした。こういうところにニコンの凄さがあります。
ニコンNew FM2(1984年)
1984年に登場したニコンNew FM2って、かなり長い間、量販店では「写真学校指定教材」の札がかけられていました。FE2がディスコンになったあとも生き残り、2000年くらいまで現役でしたから、F3に次ぐ、ロングセラーのニコン一眼レフということになるわけですね。個人的には悪いカメラではないと考えていますが、ふつうですね。FMが登場した時の新鮮な気持ちを持って接することはできませんでした。
でも、写真学校で指定されていたくらいですから、いま写真家として活躍されている中にもNew FM2にお世話になった人も少なからずいらっしゃるのかもしれません。正直、長く売ったということでその価値が認められ、中身以上に祭り上げられ、ニコン Z fcとかZ fのデザインのベースとして採用されたような気がしますが、冷静にみてみると銘板あたりは言われるほど似てない感じもしますな。
私はなんかはF3のデザインのほうがいいと思いますけどね。なぜ、Z fはF3のそれを踏襲しなかったんでしょう。ジュージアーロに怒られるのかしら。ここで小さく書いておきますね。
New FM2登場時にはすでに仕事をしていた筆者ですが、発売後にすぐに購入し、仕事で使い始めました。最高速はFE2と同様に1/4,000秒、シンクロ速度は1/250秒になりました。これはメカニカルカメラへの保険としての期待でしょうね。
先にも書いたけどNew FM2の良さはメカニカルシャッターを採用していることなのであります。FE2だとバッテリーの上がりを気する不安神経症になったりします。エベレストに登山するとか、アマゾンの未開のジャングルに行くわけじゃないんだし、LR44なんかそこらへんのコンビニとかドラッグストアでも売るほど用意されていますから不安はありませんけど。
上下カバーは真鍮製です。FE2と部品を共通にしているところもあり、セルフタイマーレバーとか、プレビューレバーの安いパーツの作りは、コストを少しでも抑えようとした努力を感じます。
ニコンがエラいなあと思ったのは、New FM2のカバーとチタン化したNew FM2/Tを用意したことであります。過酷な条件で撮るならF3のほうが良さそうですけどねえ、New FM2/Tはハードな使用に耐えるというイメージよりもファッション重視ですね。遠くから見て、お、あの人はチタン外装のNew FM2を使用しているなと思わせたいあなたのために用意されました。
New FM2はシンプルでいいんだけど、その姿を眺めたり、撫で回したり、いじくりまわすにはあと少し趣味要素が必要なんじゃないかということでチタンモデルが採用されたのかもしれませんね。FM/FE系シリーズでチタン外装を採用したものはNew FM2/Tしかないわけですから、もう少し評価されてもいいと思います。中古価格ではNew FM2のブラックより少し高いくらいじゃないですか、どうだろう。人気なさそうです。なんか色が地味なのがまずいよね。
New FM2のTTLメーターは表示は前のFMと同じ、赤色LEDで+○ーの3点表示方式ですね。黎明期の卓上計算機みたいな赤色LEDに年寄りはときめかないんですよね。次第にNew FM2もバッテリーを抜いて使用するようになりました。
これから先、栄光の写真家への道を目指す人はもう、New FM2を使用して露出の勉強をするなんてことはないんでしょうが、万が一使う場合はTTLメーターなんか使わない方がいいですぜ。
メーターを使うならセコニックの入射式の単体メーターをおすすめします。これはフィルムカメラに限りません。露出の勉強になると同時に、「こいつはタダモノではないカメラマンである」と周りにパフォーマンスとして示すことができるからです。
筆者のようにアサインメントの撮影でメーターの携行を忘れ、試し撮りしながらヒストグラムをみて、露出を追い込むなんてことをやっていると信用がなくなる可能性があります。デジタル時代のいまも、露出の勘どころは、外部メーターを使用して鍛えておく方がいいかもしれません。
それと言い忘れましたが、New FM2は最近はシルバーボディが若い女の子にウケがいいと某中古カメラ店で聞きました。おじさんのを持っている個体を売ってあげましょう。連絡ください。
ニコンFM3A(2001年)
ニコンFM3Aの登場は2001年のことであります。筆者は登場時から愛用しております。先日、とある中古カメラ店のご主人からお話を伺いましたが、この当時、ニコンはデジタルカメラへの転換期前に中古カメラ店をめぐり、次期フィルム一眼レフの動向を密かに調査していたそうですが、この時にFE2のデッドストックが新品価格で販売されていたことに驚いたようです。New FM2があるというのにこれはなぜでしょうか。
これは筆者の推察ですが、やはりメーターの表示方法に関しては、FM系のLEDよりも追針式のほうに利があると思うユーザーが多いことに気づいたのでしょう。New FM2の後継機は、少数でもフィルムカメラユーザーのため、写真学生のためということで企画されたように思います。かなりのニッチ市場ですよね。
FM3AではFE2同様の追針方式を採用しています。LEDではありません。この当時でも、すでにメーターのパーツ、製造を調達するのは苦労したという話を聞きました。メーターは中国製のようです。
デジタルとの端境期ということもあり、正直なところ筆者の元でFM3Aは第一線で活躍したという印象はありませんが、シンプルなMFの絞り優先AE一眼レフ、しかも電池なくても正常にシャッタースピードが動作するハイブリッドシャッターの採用には感激しました。筆者も本当はデジタル一眼レフ拡充への道を進みたかったのですが、このニコンの無謀ともいえる企画に賛同し、FM3Aをお迎えすることにしたわけです。
FM3Aの上下カバーは真鍮製で、ブラックボディもペイント仕上げでした。なんちゃって金属のマグネシウム合金よりはるかにエラい仕様ですね。ただ、シルバークロームボディのほうはNew FM2の時よりずいぶんと質が変化してしまい、「白い」印象になりました。従来のメッキと大きく異なるのです。シャッタースピードダイヤル周りも白くするなど徹底したことは評価しますが。
ものすごくびっくりしたのはNikonのロゴがAF一眼レフに合わせて斜体のそれになってしまったことでした。これには絶望しましたねえ。もうねワンペナですね。どなたですか栄光のFM/FEシリーズにこういうおイタをする人は。
FM3Aをネタにしたときに毎回この話を書いてしまうけど『アサヒカメラ』のインタビューでミスターニコンの後藤さんにロゴデザインの変更の件で意見したところ「大丈夫です、そのうち見慣れますから」とはぐらかされてしまったのです。私はいつまでも覚えている粘着野郎なので気をつけてください。
さらにとても興味深いのは、絞り優先AE機なのに、なぜネーミングが「FE3」ではなくてFM3Aになったことです。この理由はFM3Aにはメカニカルと電子のハイブリッドシャッターが採用されていたから。つまり、バッテリーがなくても、全速のシャッタースピードが正確に機能します。もちろんFM3Aでも最高速1/4,000秒、最高シンクロ速度1/250秒はそのまま踏襲されています。これに甘えて、うちのFM3Aくんにもバッテリーは入れておりません。
FM3Aは筆者をはじめとするFM/FE時代を知る人たちに向け、企画されたことは間違いありません。新機能がほとんどないFM3Aですが、エラいなあと思ったのは、フォーカシングスクリーンも新型にしたことです。明るくキレよくなったという触れ込みでした。でも筆者がファインダーを覗いても、その効用はよくわかりませんでしたが、この新型のスクリーンはNew FM2やFE2にも使うことができました。このことにも敬意を表して、スクリーンをたくさん買わなくてはならなくなりました。
ニコンの思惑とは異なり、FM3Aは登場時こそ話題になりましたが、デジタル転換期の時代背景であったこと、New FM2がロングセラーであり、市場にたくさんあったことなので動きがいまひとつのようでした。数年後には新品もボディも廉価に売られ、キットレンズのAI Nikkor 45mm F2.8Pも投げ売りされていたところに遭遇しました。
ニコンFM3Aは2006年には製造が中止されていたようです。New FM2のロングセラーぶりと比較するとえらく短命でした。使用パーツにRoHS規格に抵触するものがありこれも短命の理由のひとつになっていると聞きましたけど、どうやら代替部品を用意しても採算がとれる見込みがないので、製造を続けることができなかったようなのです。
1977年から2006年までの間、FM/FE系カメラは仕事カメラとしても趣味カメラとしても楽しませていただいて、たいへん感謝しています。これを機にもっと外に持ち出してやらねばと思いましたぜ。FM/FE系のデザインをヘリテージデザインとしてZ fやZ fcに採用し、デザインのDNAを感じさせてくれた喜びを素直にニコンファンの間で分かち合いたいところです。
たぶんニコンがZ fのユーザーと想定する年齢の倍を生きている筆者がZ fを購入したとしても許されるような気がしてきました。どうでしょうか、許してもらえるでしょうか?