デジカメ Watch
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12月号【しまだ早希 + キヤノンEOS 50D】4週目

~オフショット編


 今月号で4週間続けて「EOS 50D」の画を見て「あれ!?」っと思ったことがある。それは従来と色の出方が違うような気がするのだ。8月号で「EOS Kiss F」、5月号で「EOS Kiss X2」、1月号で「EOS-1Ds Mark III」を扱い、どれも天気が違うため直接比較しても仕方ないのだが、このEOS 50Dは色が派手(彩度高め)になった気がする。

 逆に肌のコントラストは気持ち浅め。当てているトーンカーブが変わったかも知れない。もちろんRAW現像なので、意図的に彩度を上げればそうなるものの、4週通して彩度を触ったのは1~2枚。トーンカーブは触っていない。特にそう感じたのは先週の私服のカットだ。外のカットも室内のカットも黄色や赤など原色系がやけに目立つし、肌色の部分のコントラストはあっさりした雰囲気だ。もちろんデータを取ったわけではないため、あくまでも筆者の直感。実際のところはわからない。

 色に関してもう1つ思ったのは、ピクチャースタイルのポートレート。JPEGで撮って出しの絵とはまた違う可能性はあるが、RAW現像でポートレートを指定した時の色は、どう見ても筆者の考えるポートレートではない。妙にガンマが浅く赤っぽくなるだけ。ただこの件はキヤノンに限らず他社のポートレートも似た傾向だ。ことポートレートの発色に関してはまだまだ研究の余地はありそうだ。

 11月号の4週目で、当たり前になって忘れていた機能として「ホコリ除去」をあげた。考えて見えればもう1つ重要なことがある。それは電源ONにしてシャッターが切れるようになるまでの時間だ。既にエントリーモデルまで含め1秒どころかコンマ数秒で撮影ができる状態になっている。EOS 50DもキヤノンのWebサイトには0.1秒と書かれている。数年前のモデルなら、ハイエンドモデルを除くと割ともたもた「起動」していた。再生などもいつからか忘れてしまったが、イライラしなくなっている。これらの速度向上は技術的には難題だったと思われるが、今となっては普通で忘れ去れたものとなっている。


EOS 50D+EF 50mm F1.4 USM

ISO100 / WB:オート / F5.6 1/200秒 / RAW(Digita Photo Professionalで現像)


 筆者のブログでは少し書いているのだが、実は今回撮影時間が結構ギリギリだったのだ。ここの場所を使う場合、IN~OUTで4時間。かなり時間配分を意識しながら撮らないとオーバーする。

 ところが、私服1、水着1~3と4点こなした時点で残り30分強。これはマズイ!と、最後の私服2点は急ぎながらの撮影となってしまった。この原稿を書きながら、どこで時間が狂ったのかタイムスタンプを調べたところ、水着1と水着3でそれぞれ40分近く使っている。着替えや休憩時間を考慮すると最大でも1衣装30分で済ます必要があるのに10分+10分=20分も余計な時間を。どおりで、時間が足らなくなる訳だ。1月号の撮影は気を付けないと。

actress しまだ早希ジェイ エム オー
photographer 西川和久
キヤノンEOS 50D
EF 50mm F1.4 USM



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  キヤノンEOS 50D関連記事リンク
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/09/18/9156.html
  バックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/



西川和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.jp/blog/

2008/12/26 00:21
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