2週目のカメラ設定は、上ブロックはISO200、下ブロックはISO400。レンズは「Ai AF Nikkor 24mm F2.8 D」や「Ai AF Nikkor 50mm F1.4」も使ったのだが、結局セレクトしたのは全て「Ai AF Nikkor 35mm F2 D」だった。JPEG+RAWで撮影し、ViewNXで現像しているのも先週と同じだ。夏生楓ちゃん、外で水着は寒いらしく、水着は2点目から室内に移動したものの、予想通り暗い。ただ、暖かくなった分、表情は随分良くなった。
改めてD90のメーカーサイトを見てみると、New、つまり新機能の部分が結構多い。ピクチャーコントロールに「ポートレート」と「風景」を追加、顔認識、3Dトラッキング、アドバンストシーンモード、ライブビュー時に3つのAFモード、再生表示のモードが増え、「傾き補正」、「ゆがみ補正」、「魚眼効果」などに対応した画像編集機能など、イメージャーの画素数アップやDムービーだけではなく、実にさまざまな部分で進化している。
これらの機能は、ユーザーがいかに楽して且つ的確に被写体を捉えることができるかと言った撮影時のアシストと、再生時もしくは画像の後処理のアシストに分かれている。うまく使いこなせば、これまで撮り辛かったシーンが比較的簡単に撮れたり、パソコンでしかできなかった処理がカメラ本体のみで対応可能となる。この点は明らかに旧モデルのD80よりD90が有利な部分だ。どんどんデジタルカメラが便利になっていき、裾野が広がるのは非常に良いことだと思う。
ここのところ、事前に何も指示しなくとも、結構色味のある私服ばかりだったので、気にしていなかったが、今回は蓋を開けると、久々にオールモノトーン。しかも天気は曇天。そのまま撮ると全て暗ーい絵になってしまう。背景や花など、何か色味のあるものを入れアクセントにした。併せて現像時に、カラーブースターを5~10程度かけ、色が乗り難い天候で、少しでもそれっぽい色になるよう、調整している。
水着を撮影中のカットを見るとわかると思うが、レフ板を2枚使っている。暗いので光を集めるためなのだが、この撮り方は結構グラビアでは定石。ピーカンの日でも使うパターンだ。タレントの瞳の中に丸いキャッチライトがある時は丸レフ、四角いキャッチライトがある時は角レフ。1つなら1枚、2つなら2枚使用している。こんな視点でグラビアを見るとまた違った発見があって面白い。(つづく)
actress 夏生楓@NEW GATE PRODUCTION photographer 西川和久 ニコンD90 Ai AF Nikkor 35mm F2 D
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ニコン
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西川和久 (にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2008/11/14 01:04
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