どちらも先週同様、全てJPEG+RAWで撮影し、OLYMPUS Master 2で現像している。ほとんど仕上がり=ナチュラルを使ったが、上ブロック右上だけ「ビビッド」にした。これは試しに変えたところ、背景の赤い部分が綺麗に浮かび上がったからだ。肌色も派手な感じにならず、ワンポイントとして面白い。これも前回触れた赤の効果だろうか!?
外で撮る時は絞りをF4に固定、ズーム全域で同じF値にし、シャッタースピードで露出をコントロールしていたが、室内では明るさの関係から流石にそうも行かない。毎回まずズームの画角を決め、その範囲で絞り開放、シャッタースピードで露出をコントロールすることになる。ワイド側にするのであれば問題無いものの、うっかりテレ側にズームしてしまうと、露出アンダーになるため注意が必要だ。
「E-420」と「E-520」をあまり期間を空けずに使い、ふっと思ったのは、オリンパスの色の全体的な感じは昔からあまり変わっていないのでは!? と言うことだ。その昔、DVDビデオのロケで南国へよく行っていた頃、メインカメラはニコン「D1X」、サブでオリンパスの「E-20」などを持って行き、それなりに撮っていたのだが、コントラストの付け方や肌色など、E-20とよく似た写りなのだ。
もちろん、イメージャーも画像処理エンジンも随分変わって(進化して)いるので、細かく見れば全く違うが、プリントや画面で表示し、少し離れてみるとテイスト的には同じ雰囲気……。この件は、キヤノンやニコンも同じで、会社としての色作りに何かポリシーがあるのだろう。ユーザーから見ても新しい機種に乗り換えた途端、ガラッと色が変わってしまうと戸惑うため、安定して同じ傾向の色と言うのはありがたい。
余談になるが、E-520に限らず、最近のデジタル一眼レフは、設定項目が多過ぎるような気がする。ボディ内手ぶれ補正やライブビュー、多彩な再生項目など、これまで銀塩カメラには無かったものが増えているとは言え、筆者でさえも、お借りしたカメラをパッパと使うのに難しい状況になりつつある。マニュアルを読んではじめて「あっ、このメニューのここにあるんだ!」と言う項目も珍しくない。初心者から上級者まで、幅広い層に対応するのは難しいところもあるだろうが、何かアイディアが欲しいとこだ。
今週、衣世ちゃんが用意してくれた水着はちょっとコスプレ調、加えて眼鏡でさらにそれっぽくしてみた。グラビアの撮影で眼鏡を使うときは、何かほかに狙いが無い限り、照りを防ぐためレンズ無しのフレームのみのを使うのだが、この眼鏡は普段使っているものらしく、レンズ入り。たまにはこんな写真も。(つづく)
actress 花木衣世@NEW GATE PRODUCTION photographer 西川和久 オリンパスE-520 ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4 SWD
■ URL
オリンパス
http://www.olympus.co.jp/
E-520関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/05/20/8468.html
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2008/10/17 00:25
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