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8月号【澤木律沙 + キヤノンEOS Kiss F】2週目

~赤が違うRAWとJPEG


 2週目カメラの設定は、上ブロックの室内がISO200、室外はISO100でJPEG/Large、下ブロックはJPEG+RAWでISO100。どちらもAWBでピクチャースタイルはスタンダードだ。ただし、下ブロックに関してはRAWで撮影して現像し、ピクチャースタイルをポートレートへ変更、ホワイトバランスを微調整した。RAWに関しては同時に記録したJPEGと比較すると、赤の奥行き感が随分違うように思う。また、スタンダードとポートレートでは、後者の方が全体的に赤みが強くなる傾向で、それを和らげるためホワイトバランスを微調整する必要があった。

 レンズは、上ブロック中央と左下が24mm F2.8、ほかは35mm F2。下ブロックは中央と右下が24mm F2.8、ほかは50mm F1.4で撮っている。実は、お借りした35mm F2がこの撮影の頃から調子が悪くなり「カメラと通信できません」といったエラーが出て、以降使えなくなってしまったのだ。

 筆者の持っている35mm F2も数年前に全く同じ現象が出て使えなくなった経緯がある。2度も撮影中に経験すると何かあるのか? と思ってしまう。APS-Cの撮像素子で35mm F2はこの手の撮影では最も使うレンズ。というより、1日35mmだけで撮っていることも多く、駄目になったのは結構痛い。


 さて使用感であるが、さすがにこのクラスとなると、ファインダーにしても、シャッターや持った感覚などにしても、中級以上の機種と比較した場合少し劣る。その分安価なので、仕方ないところだろう。ただバッテリーに関しては小型の割りに持ちは良く、フル充電したもの1本で十分撮影でき、結果、全くインジケータの変化は無かった。通常の使用方法であれば、数日持ちそうな雰囲気だ。

 AFに関して先週触れたが、最近筆者の撮り方も少し変わって、これまで「絶対センターしか使わない!」としていたものの、結構頻繁にAFポイントを切り替える様になった。従ってポートレートでは、眼の位置にピントを合わせると、中央より左右を使うようになる。もしかするとEOS Kiss Fは、これが理由で合いづらかったのかも知れない。

 いずれにしても、予想以上にEOS Kiss X2と比較してスペックより感覚的に違う面が多く、ちょっと驚いたというのが正直な感想だ。販売価格の差は2万円程度なので、筆者的にはEOS Kiss FよりX2の方がいいと思う。

 律沙ちゃん、プロフィールではB90cmとなっている。実際ご覧の様に水着だと結構あるのもわかるのだが、洋服だとそう見えない。「マネージャも信じてくれない(泣)」と、現場でぼやいていた。普段着る洋服のパターンもバラバラらしく、たまに胸元が開いている服を着て行くと友達が驚くといっていた(笑)。(つづく)

actress 澤木律沙ACE
photographer 西川和久
キヤノンEOS Kiss F
EF 24mm F2.8、EF 35mm F2、EF 50mm F1.4 USM



URL
  バックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/
  EOS Kiss F関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/06/17/8644.html



西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.jp/blog/

2008/08/08 00:07
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