2週目カメラの設定は少し複雑だ。上ブロックはすべてJPEG / ISO200 / F2.8~3.2 / 1/160~1/200秒 / AWB。下ブロックは上段左と下段左がJPEG / ISO200 / F3.5 / 1/200秒 / AWB。上段右と下段右がRAW / ISO400 / F3.5 / 1/200秒 / AWB。中段はRAW / ISO200 / F3.5 / 1/160秒 / AWBとなっている。RAWは付属の「View NX Ver.1.1.0」を使って現像し、Photoshopで掲載サイズへ縮小した。ただし下ブロック上段右だけは、現像したものを何も触らず、そのままのサイズで掲載している。
View NXについては3週目に詳しく書くが、使った感じでは、ピクチャーコントロールやD-ライティングを後から意図的に触らない限り、適正なホワイトバランスと露出の範囲内では、JPEGとあまり差が無いように思う。
1週目に、「D60は派手目な絵作り」と書いたが、View NXでピクチャーコントロールを「スタンダード」、「D2X MODE1」、「D2X MODE3」などに切り替えてみても、やはりスタンダードは結構派手目だった。D2X MODE3も昔は派手だと思っていたが、D60ではむしろこちらの方が落ち着いた感じとなる。スタンダードでは、特に肌色(赤・橙系)、青、緑が鮮やかになり、パッと見が映える絵作りとしているのだろう。
RAWは先月と同様に、要所要所でJPEGからモードを切り替えて撮影した。このとき、マウントの脇にある「セルフタイマー/ファンクションボタン」に画質モード切替えを割り当て、ワンタッチでJPEGとRAWを切り換えられるように、事前に設定している。どちらで撮っても全く反応が変わらず、RAWでもストレス無く撮影できる。
ただエントリーモデルだけあって、RAW+JPEGモードのJPEGは、サイズこそLargeだが、圧縮率はBASIC(1/16)になってしまう。このため、今回は同時記録したJPEGは使用していない。
使用したAF‐S DX Zoom-Nikkor ED 17-55mmF2.8 Gは非常に良いレンズであるものの、D60のサイズを考えると明らかに大きいし、値段も高く、普通に考えるとミスマッチ。この手のカメラに人気があるのは小型ズームレンズなのだろうが、個人的には24~50mm程度の単焦点でAF-Sレンズが欲しいところか。
そう言えば、筆者が過去の連載で「小型のボディなので、ファインダーと液晶モニタが物理的に近く、撮っている最中にまぶしいことがある」と書いた事があるが、ファインダーをのぞくと液晶モニターがOFFになるアイセンサーがD60から搭載されていて、この件は解決済みだ。撮影中も気になることはなかった。(つづく)
actress 井川えちか@MAstage企画
photographer 西川和久 ニコンD60 AF‐S DX Zoom-Nikkor ED 17-55mm F2.8 G
【お詫びと訂正】記事初出時、D40Xからアイセンサーを搭載と編集部で記述しましたが、D60からの搭載でした。お詫びして訂正させていただきます。
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ニコンD60関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/02/05/7904.html
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2008/07/11 01:37
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