3週目、上ブロックは上段2枚がISO200、ほかはISO100。下ブロックは全てISO100で撮影している。絞りはF2.8~3.5、シャッタースピードは1/100秒~1/250秒。撮った時間帯は上ブロックが13時頃、下ブロックは12時頃だ。
今回は使わなかったが、Kiss X2にはオートライティングオプティマイザ(ALO)が挙げられる。ニコンやソニーでも似た名前の機能があるが、ALOも同様のものだ。もう1つが高輝度側・階調優先機能。これはISO200スタートとなるものの、ハイライト側のダイナミックレンジを拡大して、白トビを低減する。
ボディ内手ブレ防止機構やライブビューなどが最近ではかなりメジャーな機能となり、その有無によってユーザーの評価もわかれるが、一見地味(?)な画像処理機能も、今後重要視されそうな雰囲気となってきた。画像処理の技術がこなれてきた事によって誕生したものと言えよう。
画質的に気が付いたことがひとつ。同社のカメラはどちらかと言えば、露出はジャストで撮影しなければならなかったのだが、筆者がポートレート系で好んで使う、少しアンダー気味に撮って、後でトーンカーブを使って若干持ち上げる手法(この方が肌が生っぽくなる)でも絵が破綻しなくなった。従来のキヤノンの機種でこの手法を使うと、色が薄くなったり、シャドウに違和感があったりしたのだが、Kiss X2では特に気になる部分もない。
久々に同社のWebサイトを見ると、APS-Cサイズ専用のEF-Sレンズが結構増えている。残念ながら単焦点は60mmマクロのみ、明るいズームレンズは17-55mm F2.8のみと、筆者が積極的にピックアップするラインナップではないものの、いろいろなユーザーを考えると、これはこれでありだろう。(つづく)
actress 黒川ケイ@スターブリッジプロモーション
photographer 西川和久 キヤノン EOS Kiss X2 EF 50mm F1.4 USM EF 35mm F1.4 L USM
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キヤノンEOS Kiss X2関連記事リンク集
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2008/05/16 01:36
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