2週目のカメラ設定は、上ブロックがISO400、下ブロックが右上と右下のみISO100、ほかはISO400になっている。ホワイトバランスは昼光色、レンズは上ブロックがLeica D Summilux 25mm F1.4 ASPH.、下ブロックはシグマ 24mm F1.8 EX DG Aspherical Macroを使用した。上ブロックに関しては、ホワイトバランスを合わせればもっと普通の色になるのだが、沙織ちゃんに、色の違いを見せたところ、こちらの方が好みと言うことで全カット色味を統一した。
前回、朝イチは明る過ぎて日陰に避難……的な事を書いたものの、以降は晴れてはいるものの、ビルの狭間にあるスタジオなので、どんどん日差しが入らなくなり、今度はISO400が必要な状態になってきた。下ブロックのISO100で撮ったカットも、ほんの少し日が当たっている場所に銀レフを置き、なんとか明るくしている状態だ。
ここのところ、ISO400程度ではまったくノイズが気にならない機種ばかりだったので、特に考えずにISO400に切り替えたが、等倍で見ると結構細かいノイズが乗っているのがわかる。イメージャの面積が小さいのでしかたないところなのだろうか。
DMC-L10のファーストインプレッションは、持った感じはバランスも良く、ダイヤルの位置などもピッタりくる。液晶モニターとファインダーの位置が近いので、表示がONのままだと液晶モニターの光が眼に入ってしまい少し邪魔な雰囲気もあるが、OFFにするか、裏返しにすれば大丈夫。再生は少しもたつく程度。バッテリーは、最後の最後に1メモリ減ったものの、特別減りが速いわけではない。
ただAFに関しては、Leica D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH.とLeica D Summilux 25mm F1.4 ASPH.では問題なく合焦していたが、シグマ 24mm F1.8 EX DG Aspherical Macroは調子が悪かった。合ったり合わなかったり、合ってたとしてもバリピンではなく微妙な感じ。この件は、撮影後に画像を開いて初めて気が付いたため、今回は雰囲気重視でピンの甘いカットも掲載している。撮影当日にスタジオに直接届いたレンズなので、事前のチェックも行なっていない。多分、調子が悪かったのだろう。
機材が届いてから手ブレ補正を試したところ、それなりに効く。室内や店内などで内蔵ストロボを使わず、シャッター速度が1/30秒前後なら、ONにした方が良さそうだ。今回の撮影では、そこまで遅くならなかったので、手ブレ補正OFFで撮っている。
別のデジタル一眼レフで撮った撮影中のカットともども、2週目は色乗りが悪い。これは条件的なものなので、特にLUMIX DMC-L10がどうこういう話ではない。3週目はまた違ったパターンになっている。
2週目は撮った日の深夜に掲載ということで、現場でマネージャー氏に写真のチェックをしていただいた。その時に面白かったのが、筆者と微妙に意見が食い違うこと。それは口の開き方。双方、おおむねOKのカットは同じなのだが、同じ構図の写真が何枚か並んだ時に、口の開き方で選ぶ写真が分かれるのだ。筆者がいいと思った口は、マネージャー氏にとってはほんの数mm開き過ぎらしい。長年グラビアを撮っているが、数mmの違いでここまで熱く(?)語ったことはなかった。(つづく)
actress 堀井沙織@FACE NETWORK
photographer 西川和久 パナソニック LUMIX DMC-L10K Leica D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH.
Leica D Summilu 25mm F1.4 ASPH.
シグマ 24mm F1.8 EX DG Aspherical Macro
■ URL
バックナンバー
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/
パナソニックLUMIX DMC-L10関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2007/09/26/7096.html
|
西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2008/03/14 00:00
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|