※毎週金曜日に掲載していますが、今回のみ月曜日掲載とさせていただきます。第2回は11日金曜日に掲載します。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2008年1月号は、宮崎奈津希ちゃんとキヤノン EOS-1Ds Mark IIIの登場だ。天気はほぼ曇り、今半少し晴れ。風もあり、体感温度は結構低かったと思う。屋外のシーンは数カット撮っては温まり、また撮影……と言った感じで、彼女になるべく無理がないようにした。
EOS-1Ds Mark IIIの主な仕様は、有効約2,110万画素の35mm判サイズCMOSセンサー搭載、最大記録画素数5,616×3,744ピクセル、ISO感度100~1600、ISO50(L),ISO3200(H)、電源はバッテリーパック LP-E4、記録メディアはCFとSDHC/SDメモリーカードのデュアル。3型 約23万画素の液晶……など。同社のハイエンド・デジタル一眼レフカメラだ。
今回使ったレンズはEF 35mm F1.4 L USM、EF 50mm F1.2 L USM、EF 50mm F1.4の3本。もう1本、自前のEF 24mm F2.8も持って行ったが使っていない。前者2本は、大型の単焦点レンズ。F1.4と比較すると同じ50mmでもこれだけ大きさが違うのか! と驚くほど大きく、ずっしり重い。
カメラのセッティングは上ブロックがISO100、JPEG、Large/Fine、ホワイトバランスはオート、レンズはすべてEF 50mm F1.2 L USM。絞りはF3.2固定でシャッタースピードが1/100秒~1/250秒の間になっている。
下ブロックはISO200、同じ50mmでもEF 50mm F1.4を使っている。絞りやシャッタースピードは上ブロックと同じ。ほかの色関係のパラメータはすべて標準のままだ。液晶の見え方は筆者のノートPCと同じだったので、明るさは変更していない。縄跳びのカットだけ連写モードで撮っている。
上ブロックは朝9時半頃で、曇天の一番暗い時間帯。条件的にあまり色は出ていないものの、それっぽい感じが出ているのはさすがと言ったところだろう。フルサイズなので、50mmが50mmらしく使える。逆に日頃同じ距離感だと35mmなので感覚をつかむ少しの間、何となく違和感があった。
EF 50mm F1.4 USMは筆者の私物。F1.2 L USMと差が出るのか試したかったので、下ブロックで使用した。絞りはF3.2と同じだが、光の違いなど条件がまったく一致しないため参考程度に見て欲しい。個人的には価格やサイズ、写りを考えると、F1.4で十分のような気がする。この手の被写体の場合、USMの違いによる差は出にくい。
上ブロックの縄跳びの写真、当初はまったく考えていなかったのだが、奈津希ちゃんが急に「縄跳びしていい?」と聞くので「ここには縄がないけど、今、持っているなら」と答えたところ、鞄の中からマイ縄跳びの登場。どうらや学校ではやっているらしく、いつも鞄に入れているようだ。もう何年もこの連載をやっているが、連写モードは初めて使った。(つづく)
【お詫びと訂正】記事初出時、「USMの有無もこの手の被写体の場合、差が出にくい」と記述しましたが、EF 50mm F1.2 L USMにもEF 50mm F1.4 USMにもUSMは搭載されており、相違点はUSMのタイプでした。お詫びして訂正させていただきます。
actress 宮崎奈津希@D&L Promotion
photographer 西川和久 キヤノン EOS-1Ds Mark III EF 50mm F1.4、EF 50mm F1.2 L USM、EF 35mm F1.4 L USM
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