この撮影をした日には、E-3で撮った画像はネット上に無く、同社のサイトも一部しかできていなかった。しかし11月23日の発売後は、実際に購入した人の話や、TV CMも見かけるようになった。1週目に書いた通り、筆者の第一印象は結構良く、巷の評判もなかなかのようだ。
このE-3、特に赤系の色が印象的だ。中央の写真の赤い布の色は微妙なグラデーションも含め、渋い雰囲気を出している。昔から感じていることだが、カメラは赤色だけ他の色と露出が違う。つまり赤に合わせると、ほかの色がアンダーめになり、ほかの色に合わせると多くの場合、赤だけ飽和する。またAEも赤だけ特別に判断しているわけではないので、赤い花などを撮る場合は補正無しでAEにまかせると飽和し、塗ったような薄い赤色になってしまう時がある。
白トビなどは気持ちよくスパっと飛んでいれば気にならないものの、赤が妙な発色をしながら飽和していくのは好みではない。短期間の撮影でほかの被写体は撮っていないが、E-3は各色がバランス良くまとまっているように思う。
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オリンパスE-3+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4 SWD ISO100 / WB:太陽光 / F3.4 / 1/200秒 / JPEG:SHQ
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今回、ちょっと苦労したのは、一番大きな写真(ピンク色の水着)のシーンだ。写真ではわからないとは思うが、部屋の周囲の多くの部分がガラスだったり鏡だったりするので、筆者やレフ板、レフ板から反射した光、スタッフなどが写りこんでしまうのだ。ファインダーを覗きながら画角ギリギリで切ったり(このようなケースで視野率約100%はありがたい)、布で隠してみたりと工夫しながらの撮影となった。
actress かすみ果穂@LOTUS TOKYO
photographer 西川和久
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
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2007/11/30 00:01
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