3週目も上のブロックはISO100、下のブロックはISO200で撮っている。レンズは上ブロックの右上だけ35mm、ほかはすべて24mmだ。今週分は、上ブロックが明るい感じ、下ブロックが暗い感じで、一番差が付いている週となった。たまたま天候の都合でこうなったものの、すべて明るい、もしくは暗いカットばかりでは面白みに欠ける。ページを通して見た時にメリハリも付き、これはこれでいい感じだ。
昔はホワイトバランスを昼光色固定で撮っていた筆者も、最近はこの連載に限ってオートホワイトバランスを使うようになった。理由は「全体的にAWBの精度が上がってきた」ことと、「基本的に触ったことのないカメラなので、昼光色で撮った場合の色が予想と違うことがある」の2点からだ。
特にキヤノンのカメラはAWBの精度が高く安心。今回も同じシーン、同じ光で色が転んでしまったカットは1枚も無かった。従っていつもほどはトーンカーブも触っていない。Photoshopの操作内容は、コントラストを上げて、周りに合わせて色バランスを気持ち調整する程度になっている。
そう言えば、すっかり存在を忘れていたEF-Sレンズ。「ラインナップは増えたのかな?」と今、Webサイトを見たところ、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISが今月末、EF-S 55-250mm F4-5.6 ISが10月末発売予定と、それなりに充実しつつある。EF-S 17-55mm F2.8 IS USMが14万3,000円と、高価なものもあるが、ISを中心に揃えて行くのだろう。
対応しているカメラは、EOS 20D/30D/40D、EOS Kiss Digital/N/Xと売れ筋ばかり。筆者の好きな単焦点はEF-S 60mm F2.8 マクロ USM1本だけだが、ユーザー層を考えれば仕方ないところか!? 今後、益々の充実に期待したい。
「EOS Integrated Cleaning System」だが、今回24mm、35mm、50mmと現場で交換していたが、それほど頻繁ではなかったので、ホコリに関しての効果は多分なかったと思われる。ただ、一般的にはカメラを選ぶ時、このホコリ対策は結構重要視され、各社それなりの対応している。数年前までデジタル一眼レフカメラの欠点とされていたホコリ問題もあっと言う間に技術で解決。下位モデルにまで装備と、ユーザーとしては嬉しい限りだ。
加奈子ちゃん、ご覧のように上ブロックと下ブロックで表情が随分変わっているのがわかる。本来のキャラ的には上ブロックなのだが、いろいろ表情を変えられる方が、写真のバリエーションも広がる。短くバタバタの撮影だったが、なかなか楽しい時間だった。(つづく)
actress 渋谷加奈子@the one
photographer 西川和久 キヤノン EOS 40D EF 24mm F1.4 L + EF 35mm F2 + EF 50mm F1.4
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2007/09/21 02:23
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