2週目は、上のブロックをISO100と50mm、下のブロックをISO200と24mmで撮っている。他の設定は1週目と同じだ。普段、この連載の撮影は、私服3パターンを先に撮り、その後水着3パターンを撮っている。残念ながらこの日は前半の方が比較的明るく、後半になればなるほどグングン暗くなっていった。悔やんでも仕方ないので、私服は明るめに、水着はテイストを変え、徐々に暗い雰囲気になるような作戦とした。
今回のスタジオは、ご覧のようにいつも使っているスタジオだが、これまで開かずの間だった部屋を手入れしたらしく、撮影可能になっていたので、早速チャレンジした。部屋自体が狭く、24mmに付け替えたところ、これが意外とハマる。これまで1つの衣装を24mmで撮り続けたことは(多分)1回もないのだが、妙にマッチしていたのでレンズ交換は1回も行なわなかった。
この新しい部屋、今回は曇天だったので窓際だけを使用したものの、天気の良い日だと奥まで光が届くので、まだまだいろいろなバリエーションが撮れそう。今後ちょっと楽しみだったりする。
EOS Kiss Digitalに付けるとバランスの悪そうな大型のEF 24mm F1.4 Lだが、40Dはそこそこのボディサイズなので、特にどうと言うわけでもなく気持良く扱えた。AFもそれなりに速く、ストレスは感じない。全点クロス9点AFセンサーの調子もなかなか良い。EOS-1Dシリーズとまでは行かないものの、仕事でも十分使えそうだ。バッテリーに関してもインジケータは変化せず。相変わらずスタミナたっぷりのデジタル一眼レフカメラである。
40Dを初めて見た時、ちょっと思ったのは、モードダイアルのモードが多い事だ。通常のP/Tv/Av/Mに加え、A-DEP、全自動、シーンセレクトが6種類、ユーザー設定が3種類、の計15ポジション。確かにモードダイアルにあればあったで便利なのだが、もう少しメニュー内に入れてもいいような気がする。ライブビューに関しては、最近は他社も含めて搭載する機種が増えているものの、筆者の用途には無関係なので、評価は全く行なっていない。
ほかの部分では気になる点もなく、さすがに初代から数えてかなりの種類を出しているので完成度は高い。先日、筆者の友人が初代のEOS Kiss Digitalを持っていたのだが、ボディーサイズは40Dとほぼ同じで液晶は小さく「たった数年でこの違いか!」と絶句していた。最近のKiss Digital Xなどは小さく持ち歩くのが楽なので、買い換えるか悩んでいるそうだ。40Dは、Kissで Digitalでは物足らず、1D系では重装備と思っている人にピッタリな選択肢となるだろう。
さて、加奈子ちゃんのブログは1週目掲載後から桁違いにアクセスが増えているらしく、気合を入れて毎日日記を更新している。まだ見ていない人は是非遊びに行って欲しい。この連休は撮影会があったり、ライブがあったりと大忙しのようだ。速報も載るかな!?(つづく)
actress 渋谷加奈子@the one
photographer 西川和久 キヤノン EOS 40D EF 24mm F1.4 L + EF 35mm F2 + EF 50mm F1.4
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
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2007/09/14 00:18
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