デジカメ Watch
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6月号【安間里恵 + キヤノン EOS-1D Mark III】2週目

~上品な発色?


 2週目もカメラのセッティングは先週と同じ。感度のみ、上のセクションがISO100、下のセクションがISO200となっている。普段は撮った順番に1週目から掲載しているのだが、今月は私服と水着の色のバランスから、撮った順番と掲載する順番が一致していない。先週は私服1と水着3、今週は私服2と水着1のコンビネーションになっている。

 先月、ド派手なニコンD40xの絵を見たばかりなので、標準設定の1D Mark IIIの色は、よく言えば上品、悪く言えば薄い色に感じる。これは数年前に1D Mark IIでも同じように感じたので、キヤノンのポリシーなのだろう。

 加えて、今週掲載した写真はほぼ全てリサイズのみで、色やコントラストなどは全く触っていないオリジナルの状態だ。先の件と同様、これもMark IIの印象と同じ。JPEGになった画像の完成度が高いのか、はたまたマージンが無いのかは不明であるが、トーンカーブなどを使って少し色を触ろうとすると、途端にバランスが崩れておかしな色になってしまう。

 これらの特性から、気持ちアンダーで撮って、後で少し持ち上げるという手法(少なくともニコンD1~D2Xはこの方が肌は生っぽくなる)も、肌色が濁ってしまうためご法度。つまり、シャッターを押す段階で絵を完成させる必要がある。一般的には、この肌がツルっとした感じが好まれるのだろうが、どうも筆者はCGっぽくて好きではない。もともとキヤノンユーザーだったのに、D1でニコンへ乗り換え、そのまま戻れない理由はここにある。


 色に関しては、RAWで撮ったり、JPEGでも設定を変更すればまた印象が変わると思われるので、あくまでも標準設定での感想だ。好みもあるだろう。ただその昔、D2000やD6000など、コダックの大型CCDと現像ソフトで処理した絵は、コッテリとして好みだった。かなり古い話なので、記憶でそう思っているだけかも知れないが……。

 慣れの問題もあり、後ろのサブ電子ダイアルはちょっと面倒だったものの、カメラとしての完成度はさすがに高く、バッファリング待ちは皆無、表示待ちもゼロ、バッテリー駆動時間も全く問題無し。久々に気持ちよく撮れた1台だ。

 重さの件は、撮影中の写真を見ればわかるように、肩の筋肉をかなり使っている。小型ボディと小型レンズではこうはならない。とは言え、数年前と比較して明らかに筋力は落ちているので、先月から腕立てや腹筋などをしてリハビリ中だ(笑)

 里恵ちゃんは、先週あたりからドラマと映画の収録が同時にはじまり、かなり多忙の様子。仕事の合間にブログを更新しているので、興味のある人は是非アクセスして欲しい。(つづく)

actress 安間里恵STRAYDOG PROMOTION
photographer 西川和久
キヤノン EOS-1D Mark III
EF24mm F1.4 L,EF35mm F1.4 L,EF50mm F1.2 L,EF24-70mm F2.8 L



URL
  バックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/



西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.net/blog/

2007/06/15 00:09
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