※撮影に使用したE-410はβ機です。
4月号のカメラはオリンパス E-410、モデルは大出美幸ちゃんだ。ここのところずっと撮影日は天気がよかったものの、今回は残念ながら小雨がパラつく曇天、たまに晴れという空模様。RIFAを使ったシーンが増えている。
E-410の主な仕様は、有効画素数約1,000万画素の4/3型Live MOSセンサー、最大記録画素数3,648×2,736ピクセル、ISO感度100/200/400/800/1600、バッテリーは専用充電式リチウム電池BLS-1、記録メディアはCFとxDピクチャーカードのデュアルスロット、約23万画素2.5型TFT液晶……など。最大の特徴は129.5×53×91mm、375gという軽量コンパクトなボディに、ライブビューやダストリダクションシステムを搭載していることだろう。
カメラが届いた時の第一印象はとにかく薄いということだった。デジタル一眼レフはバッテリーなどの関係もあり、どうしてもグリップの部分が厚めになってしまうのだが、このE-410はフィルムカメラのように薄い。といってホールドしづらいわけでもなく、うまいバランスでまとまっている。ファインダーは見やすく、シャッター音も機械的で、結構、筆者の好みだ。E-1から数えて3世代目(?)でフォーサーズシステムもなかなかこなれて来たと言う感じだ。
カメラのセッティングはシーンに応じてISO100/200/400、SHQ、ホワイトバランスは自然光とRIFAで切り替えている。今回の私服はISO100、水着は風呂場のシーンだけISO400、ほかはISO100で撮っている。また、イメージャの縦横比が4:3である関係から、掲載フォーマットの3:2へトリミングした。使ったレンズはZuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5と、待望の大口径単焦点レンズLeica D Summilux 25mm F1.4 ASPH.の2本。フォーサーズシステムの場合、35mm判換算の画角はレンズ表記焦点距離の2倍に相当するので、28~108mmのズームと50mmの単焦点に相当する。この25mm、ちょっと高価ではあるが、しっかり作られており、なかなかの高級感。写りも期待できそうだ。
事前にスナップなどでチェックした時は気にならなかったのだが、人を撮るとシャープネスが意外と強い。多分、即プリントすることを考えてのことだと思うが、筆者的にあまり好みではなかったので、今回の私服以外はシャープネスを-1にした。
ライブビューは、私服の中段の写真のみ使ったものの(オフショット参照)、液晶モニターのアングルが変わらないので、こういった用途には使いづらく、結局それ以降は使用していない。
大出美幸ちゃんの第一印象は、どちらかと言うとお姉さん系。始めだけお決まりの可愛い系で撮って、徐々に色っぽい雰囲気に切り替えていった。そうなるとピーカンより、曇天の方がテイスト的にもマッチする。風呂場のカットはかなり暗い。ISO400、F2.8で1/30秒。ここで照明を使わず撮ったことはなかったが、いい感じで光りが入っていたのでトライしてみた。(つづく)
actress 大出美幸@サムティプロモーション
photographer 西川和久 オリンパス E-410 Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5、Leica D Summilux 25mm F1.4 ASPH
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2007/04/06 00:13
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