2週目は私服も水着もISO100で撮っている。残念ながらこの水着を撮っている時間帯だけ天候が安定せず、晴れたり曇ったり。ちょっと待てば雲が抜けそうだったのだが、スタジオをレンタルしている時間を考えるとそうも行かず、撮影を続行した。
SD14で撮り始めてから約300回シャッターを切ったところで、バッテリーのインジケータが半分になってしまった。これまでこの連載の撮影では、後半でインジケータが半分になるカメラは少しあったものの、こんなに早いタイミングに半分というのは初めて。まだ水着が3パターン残っている。なので以降は、着替えのたびに、数分間充電していた。気休めかも知れないが……。
さて、こうなると楽しい撮影も楽しめなくなり、時間との戦いとなる。レスポンスが悪く、バッテリーがいつ無くなるか不安……よほど筆者と相性が悪いのだろう。なお、先週も書いた再生の遅さやピントの問題は、出荷された製品では改善されているとのことである。
このSD14、イメージャが一般的なベイヤー配列とは違い、R・G・Bが3層に重なる形になっている。従ってそのままだと2,640×1,760ピクセル(Highモード)と約470万画素相当になるが、ベイヤー配列の470万画素とは全く意味の違う絵となる。また、この関係でローパスフィルタが必要無く、光学部で解像感が損なわれない。
更にSuperHighモードは、4,608×3,027ピクセルに補間して、約1,400万画素の出力も可能だ。数十枚程度をSuperHighモードでも撮ったが、意外とこちらの方が解像感などはいい感じに写っている。ただ調子に乗って撮影すると、バッファリングに時間がかかり、待ちが長くなってしまうので、決めの何枚かに使うと言ったところだ。出力解像度の切り替えは、十字キーの左を押すだけで、バッファリング中もOK。素早くできる。
ボディのバランスやシャッター、ファインダーや液晶ディスプレイの見え方などは悪くない。メニュー構造もうまくまとめられデジタル一眼レフ経験者であればマニュアルいらずだ。但し、ワンダイヤル式なので、ツーダイヤル式に慣れている人はちょっと面倒かも知れない。画像処理エンジンなどの完成度がもっと向上すれば、面白いカメラになりそうな雰囲気は持ち合わせている。
さて、さおりちゃんのブログは、3月号掲載以降かなりのアクセスがあるらしく、amebloランキングがグングン上がっている。この調子で最高何位になるか? ちょっと楽しみだったりする。(つづく)
actress 吉川さおり@サムティプロモーション
photographer 西川和久 シグマ SD14 18-50mm F2.8 EX DC MACRO
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
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2007/03/16 02:14
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