先週は特別編だったので、3月号は今日からスタート。カメラはシグマ SD14、モデルは吉川さおりちゃんの登場だ。これまでシグマのSDシリーズを扱わなかったのは、JPEGに対応していなかったためだ。これは筆者の撮影スタイルで、RAWは仕事でも全く使用しない。SD14はJPEGもOKになったので、早速試してみることにした。
SD14の主な仕様は、有効画素数約1,406万画素 (2652×1768×3層)の20.7×13.8mm FOVEON X3センサー搭載、最大記録画素数4,608×3,072ピクセル、ISO感度100/200/400/800/1600、バッテリーは専用充電式リチウム電池BP-21、記録メディアはCF、約15万画素2.5型TFT液晶……など。SD10からの変更点は、JPEG対応、5点測距AF、倍率0.9倍/視野率98%の一般的なペンタプリズムファインダー、液晶モニタのサイズが1.5型から2.5型へ、単三電池から専用リチウムイオン充電池へ、など大幅にパワーアップされている。
カメラのセッティングは、ISO100/200/400をシーンによって切り替え、ホワイトバランスは昼光色とタングステン(照明使用時)。多くはJPEG/High/Fine(2,640×1,760ピクセル)で撮っているが、部分的にSuperHigh/Fine(4,608×3,072ピクセル)も使っている。レンズは画角的にちょうどいい18-50mm F2.8 EX DC Macroをピックアップした。画角がレンズ表記の1.7倍になるので、30mm-85mm相当ということだ。今週は私服がISO100、水着は背景が青い壁はISO100、他はISO200で撮っている。
撮影前日の夕方にカメラが届いたので、少しチェックをしたところ、どうもAFの調子が悪い。試しに使った、18-200mm F3.5-6.3の問題かな? と思いながらも、時間的に交換もできず、撮影当日となった。実際に使った18-50mm F2.8 EX DC Macroは、スタジオに直接送ってもらう強行スケジュール。だが、結果はあまり芳しくなかった。ピントは合ったり合わなかったり。状況がつかめないまま、スタジオのレンタル時間もあるので撮影を進めた。
撮り始めてまず思ったのは、液晶パネルでの再生が遅いこと。富士フイルムのFinePix S5 Proも遅めだったが、それの比ではなく、数秒かかってしまう。露出のチェックをするだけでも待ち時間が発生し、撮影にリズムが出ない。筆者は昔から露出計を使わず、モニタの表示具合で露出を決めているので、この遅さは致命的だ。また、メディアとの相性かもしれないが、バッファリング中にハングアップすることが何回かあった。
吉川さおりちゃんは19歳。今は名古屋に住んでいて、仕事のときだけ新幹線で上京してくる。今回のようなハウス・スタジオを使ったグラビア撮影は、初めてだそうだ。第一印象はとにかく足が長い! 仕事柄いろいろな子を見ているが、これだけ長い子は久々だ。(つづく)
actress 吉川さおり@サムティプロモーション
photographer 西川和久 シグマ SD14 シグマ 18-50mm F2.8 EX DC Macro
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
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2007/03/09 01:06
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