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2月号【水野ちはる + 富士フイルム FinePix S5 Pro】第2週

~粘るハイライト


 2週目の私服は思いっきりレフ板を使って明るい感じに。水着は場所を2カ所に別けて撮影した。私服はISO100、水着の明るい方はISO200、暗い方はISO400で撮っている。実は、私服の上段右は、現場で画像を見たときには露出オーバーと思ったのだが、戻って再度確認したところギリギリだったようだ。このハイライトの粘りも、スーパーCCDハニカムならではかもしれない。

 オフショットは、かなり前からFinePix F30で撮っている。ISO400、300万画素、オートホワイトバランスという設定だ。筆者が撮る時はISO感度を変更しているが、現場にいる第三者に撮ってもらう場合、手ブレが怖いので常時(夏場以外)ISO400のままカメラを渡しているのだ。

 面白いのは色の出方。ご覧いただければわかると思うが、ホワイトバランスの転び方や赤が強めの発色など、S5 Proとそっくり。ある意味、当たり前の結果とは言え、ここまで似ていると苦笑してしまう。この色は富士フイルムならではであり、他社のデジカメではハイエンドも含めて出ない色だろう。特に、被写体が女性の場合は喜ばれる色合いではないだろうか。


 現場でもうひとつ気になった点を思い出した。バッテリー駆動時間だ。今回の撮影には1GBのCFカードを使い、1つの衣装はそれがいっぱいになる程度に撮っていた。枚数は約180枚となる。ちょうど半分の3つめの衣装を撮り終わった時に、バッテリーのインジケータがひとメモリ減。ここ最近扱ったカメラの中では、かなり早いほうだ。

 一般的なCCDと比較してスーパーCCDハニカムは複雑な処理が必要なので、その分消費電力が多いのか、それとも単に少し早めにインジケータを減らしているのか不明であるが、予備バッテリーが無いこの撮影では若干不安になる。

 久々にこのクラスのカメラを使って思うのは撮影能力の高さだ。AFの速度、ファインダーの見え方、ボディーのグリップ感など、いろいろな要因が絡み合い、単に数字的なスペックだけではわからない部分も多く含まれる。INからOUTで4時間借りているスタジオだが、結果的に30分前には終わっていた。INから撮影開始までの準備時間が約30分。つまり実質3時間で撮ったことになる。10万円前後のカメラだとなかなかこうは行かず、いつもギリギリになってしまう。明らかに値段なりの違いがあるのだろう。

 余談になるが、今週からメインマシンをWindows Vista Business Editionへアップグレードした。これまでサムネイル表示及び画像の確認は「サムズプラス」を使っていたが、標準アプリケーションである「Windowsフォトギャラリー」の方が動きも良く、乗り換えようか!? と思っている。

 ただし1つだけ困ったことがある。コンタクトシートをプリントすると、5×7の35枚になってしまう。サムズプラスでは5×8の40枚に設定していた。どこかで変更できないだろうか?(つづく)

actress 水野ちはるディライトアソシエーション
photographer 西川和久
富士フイルム FinePix S5 Pro
Ai AF Nikkor 35mm F2, Ai AF Nikkor 50mm F1.4



URL
  バックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/



西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.net/blog/

2007/02/09 01:16
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