2007年2月号は、富士フイルム FinePix S5 Proと水野ちはるちゃんの登場だ。先月に引き続いてよい天気に恵まれ、全てのパターンを自然光で撮影できた。使ったスタジオは前回と同じ場所。光の周り具合から順番に場所を決めると全く同じパターンになってしまうので、今回は少し工夫し、テイストを変えている。
富士フイルム FinePix S5 Proの主な仕様は、1,234万画素(S画素:617万画素、R画素:617万画素)APS-Cサイズ(23.0mm×15.5mm)スーパーCCDハニカムSR Pro搭載、最大記録画素数4,256×2,848ピクセル、感度ISO100~3200、11点測距AF、バッテリーは専用の充電式バッテリーNP-150、メディアはCF、約23万画素低温ポリシリコン2.5型TFT液晶……など。最大の特徴は、これまで色は抜群だがボディが……という欠点をニコン D200相当のボディへ変更したことにより、カメラとしての完成度が大幅に向上したことだろう。
さらに、F1(スタンダード)/F1a(暖色系のプロネガ調)/F1b(アスティア調)/F1c(メリハリのあるプロネガ調)/F2(カラーリバーサル調)などの「フィルムシミュレーションモード」も多彩。時間の関係で、フィルムシミュレーションモードも含め全ての設定を標準の状態で撮影したものの、できればゆっくりいろいろなモードチェックしてみたいところだ。
カメラのセッティングはISO100、オートホワイトバランス、解像度はLサイズのJPEG(4,256×2,848ピクセル/Fine)で撮影し、掲載サイズに縮小している。レンズはいつものAi AF Nikkor 35mm F2とAi AF Nikkor 50mm F1.4。単焦点2本セットだ。
実際撮影するとわかるが、以前S3 Proで不満だったボディも、このS5 Proでは快適にシャッターが切れる。雲泥の差だ。ただ、少し気になったことが2つある。ひとつは以前他のカメラでも指摘した「AFの測距点が、本来光る場所以外にも拡散して光って見辛い」こと。もうひとつは、画像サイズが大きいからかも知れないが「再生するのに少し時間がかかる」こと。前者はD200も同じなので仕方ないところか。後者は表示するのにひと呼吸必要で、露出のチェックなどに若干時間がかかってしまう。但し、一旦表示すると拡大や撮影ステータス表示の変更などはサクサク変わる。
水野ちはるちゃんはブログに凝っているらしく、携帯のカメラではなく、デジカメで撮った写真が大きいサイズでいっぱい載っている。この日の日記も写真の山だ。ぜひ1度遊びに行って欲しい。(つづく)
actress 水野ちはる@ディライトアソシエーション
photographer 西川和久 富士フイルム FinePix S5 Pro Ai AF Nikkor 35mm F2, Ai AF Nikkor 50mm F1.4
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
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2007/02/02 00:50
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