4週目は蔵出し版、つまりこれまでの3週間でスペースの都合上掲載できなかったカットから、選り抜いたカットをお届けする。もうこのパターンに切り替えてから3カ月になるが、意外と4週目は苦労する。というのも、横位置のカットが少ないのだ。いつもレイアウトを決める時は、中段に入る横位置のカットを選んで、そのバランスで上段、下段の縦位置のカットをピックアップしている。頭ではわかっているので、撮影時に気にしながら横位置を撮っているつもりでも、いざ蓋を開けてみると思っていたよりバリエーションが無い。もっと注意しながら撮らないと……。
撮影データに関しては、多くが自然光はF2.8(曇天)~F5.6(ピーカン/順光以外)、照明(RIFA)はF2.8、シャッタースピードは1/100秒以上で絞りに合わせて、という感じで露出を決めることがほとんど。昔は何でも絞り開放的に撮っていたが、ここ数年もこのスタイルに落ち着いている。
もちろんどうにもならないほど暗い時は、F2.8未満や1/30秒程度の設定をする事もあるが、これはレアケース。デジカメでグラビアを撮影するのが一般化して、時間の割りに要求されるカット数が増えたこともあり、できるだけ短時間で効率良く使えるカットを増やしたいという発想から、現在の撮影スタイルになったのだと思う。
この場合、必要なのは連写性能では無く、即写性能。昔のデジカメは何枚か撮るとバッファがいっぱいになり、書き出すまで数秒かかるといったものが多く、撮影にテンポが出ず苦労した。ちょうど乗ってきたところで数秒の待ち。今はこんなことを気にしなければならないデジカメは皆無で、随分楽になった。
今回は使わなかったが同社のDA 21mm F3.2 AL Limited、DA 40mm F2.8 Limitedなどパンケーキ型レンズは、お散歩用カメラとして使う時はシステムがコンパクトにまとまり、ルックスもなかなかユニークだ。他社のデジタル一眼レフには無い、同社独自のラインナップと言えよう。最近は手ブレ補正やホコリ対策などばかりに注目が集まっているが、本来のレンズを交換して楽しむという意味でなかなか魅力的だと思う。特に筆者はこれらの機能があっても全く使わない(使う必要が無く、無理して使う気も無い)ので、使いたいレンズがあるか? の方が重要だったりする。
飯田ともこちゃんのブログは、このグラビア掲載後、急激にアクセスが伸びたらしい。携帯から結構頻繁に更新しているので内容もなかなかホットで面白い。まだ見ていない人は是非遊びに行って欲しい。
actress 飯田ともこ@ディライトアソシエーション
photographer 西川和久 ペンタックス K10D FA 31mm F1.8 AL Limited, FA 43mm F1.9 Limited
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
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2006/12/22 00:09
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