もともと今週の私服は別の場所で撮るつもりだったが、思いっきり晴れてきたので、陽の入る場所へ予定を変更。と言うのもこのスタジオはビルの狭間にあり、時間帯によっては仮に晴れても陽が届かなかったりするからだ。特に冬場は斜光になるので、場所が限られてしまう。この時間帯はちょうどこの部屋の向かって左側にある窓からだけ光が入っていた。「水着の場所と被るな……」と思いながらも、明るい方を優先した。
従って今週のカメラのセッティングは、私服はISO100、ホワイトバランス:昼光色。水着はISO400、ホワイトバランス:タングステン。他の設定は1週目と同じである。レンズは43mmを主に使い、例えば水着・中段のように「ここは31mmだ!」と思ったところだけ31mmに交換している。
ペンタックスのデジタル一眼レフはファインダーが見やすく、シャッター音も価格帯の割りにしっかりしているので、初期のモデルからお気に入りだ。もちろんこのK10Dも例外でなく、非常に扱いやすかった。個性的な単焦点レンズもなかなか豊富。他の記事によると、予想以上の受注で品薄らしいが、納得の逸品だ。
AFに関しては、11もの測距点がある割には撮影時に邪魔にならない。と言って、光る場所がわかりにくいわけでも無く、絶妙なバランスで作り込まれている。たまに外すこともあるが、AFの精度はかなり高い方だろう。バッテリーは、ボディをカードリーダーとしても使うなどフル稼働させたにも関わらず、切れる気配は全く無かった。
仕事も含め、これだけ光が入る撮影は久々。しかもTシャツも壁もカーテンも全て白だ。露出の取り方にもよるが「全て真っ白になっているのでは?」と少し不安だったが、それなりに階調が残っている。また白トビする部分との境目も変な色が出ることも無く、スパっと飛んでいるのが気持ちいい。
私服に関しては、試しに露出を少しマイナス方向へ変えながら撮ったのだが、若干アンダーに撮って、後でトーンカーブを使い、コントラストを強調する方が肌などの色ノリは良くなるようだ。逆に水着の方は適正露出で撮ってしまったので、肌色が薄い感じがする。
意外だったのはJPEG(Large/Fine)の撮影枚数だ。512MBのメディアを使うと、フォーマット時、インジケータに約100枚の表示がされるものの、実際には倍の200枚程度が撮影可能だった。この手の写真はあまりゴチャゴチャしていなのでデータの圧縮率も高いのだろう。(つづく)
actress 飯田ともこ@ディライトアソシエーション
photographer 西川和久 ペンタックス K10D FA 31mm F1.8 AL Limited, FA 43mm F1.9 Limited
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2006/12/08 01:36
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