ハウス・スタジオでの撮影開始は16時過ぎだった。少し外でも撮ってみたものの、天気が悪かったこともあり、あっという間に自然光では撮影不能に。すぐに、照明を使った撮影へと切り替えた。今回の一番上の段の左がその直後であるが、いかに外が暗いかわかると思う。
カメラのセッティングはISO400 / ホワイトバランス:タングステンになっている以外は、すべて前回と同じである。右のオフショットは、粘って外で撮っていた時のものだ。何カットかは撮れたのだが、レイアウトするには中途半端で今回1枚も使わなかった。
後で画像を見て気が付いたのは、この時の写真はあまりピンが来ていないことだ。Kiss Digtal XのAFは、低照度もしくはコントラストがあまりないシーンは、苦手なのかもしれない。ただ撮影している本人もこの状態ではわかり辛いので、当然と言えば当然なのだが。
AFに関しては、光るエリアは小さめであるが、前回のD80のようにフォーカスエリア照明が拡散して、本来光るべきフォーカスエリア以外の場所も光っているように見えることは無かった。ためしにと、始めだけ9点測距のフォーカスエリアを切り替えながら撮っていたが、結局面倒になり、すぐ中央固定のいつものパターンへ戻してしまった。
経験上の話であるが、筆者の場合、キヤノンとニコンとでは明らかに露出の設定を変えている。キヤノンは後から明るさなどを調整せず、撮った状態が適正露出へ。ニコンは若干アンダー目に撮り、後でコントラストを付ける方が生っぽくなる。このKiss Digital Xも例外ではなく、明るさ・コントラストに関しては撮りっ放しの状態。若干カラーバランスを調整した程度になっている。
バッテリー駆動時間に関しては、それなりの枚数を撮っても全く減らなかった。昔から同社のバッテリーは持ちはいい。1本フル充電すれば当面使えるので安心である。
村上愛里ちゃんは、まだグラビアをはじめて数カ月。これだけまとめて撮影した事は無いとのこと。確かに掲載するカット数自体は少ないものの、私服3バリエーション、水着3点計6パターンの撮影にはそれなりの時間が必要となる。写真を撮られることは好きらしく、後になればなるほど段々表情などが変わってくるのがわかるだろう。11月号はそんな見方も面白いと思う。(つづく)
actress 村上愛里@D&L Promotion
photographer 西川和久 キヤノン EOS Kiss Digital X EF 24mm F2.8, EF 35mm F2, EF 50mm F1.4
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
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2006/11/10 08:30
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