2週目は私服と水着2。残念ながらこの2パターンを撮っているときが一番天気が悪かった。特に水着2は室内ということもあり、光が回らず、白熱灯の色が若干被っている。
カメラのセッティングなどは先週と全く同であるが、水着は暗かったのでISO200で撮っている。レンズは私服が50mm、水着は35mmを使用。ただこの日はたまたまなのか、D80との相性なのかわからないが、35mmは結構ピントを外しているカットが多かった。AFはAF-S、AF-C、AF-A(AF-SとAF-Cがオートで切り替わる)と3種類あり、AF-Sモードに切り替えている。もちろん50mmでは合焦も速く、ピントはほとんど外していない。考えてみればこの35mmはたまにD2Xでも同じ現象が発生するので、1度メンテナンスした方がよさそうだ。
AFに関してはもうひとつ問題があった。フォーカスエリア照明が拡散して、本来光るべきフォーカスエリア以外の場所も光っているように見えてしまい、撮り辛い。したがってこの水着2からは照明をOFFにして撮影した。
先週ちょっと書いた液晶の表示が実際のデータより明るくなる件、この水着のシーンでハマることになる。どう見ても液晶上では適正露出(少しアンダー気味)なのに、PCで開くと明らかにアンダー。ヒストグラムも背景の壁の白に引っ張られ、適正露出に見えてしまう。いつも使っているD2Xとは全く異なった特性のようだ。もしD2Xのサブ機でD80を使うケースの場合、頭の切り替えが必要だろう。
バッテリー駆動時間に関しては、いつもと使い方が少し違うので何とも言えない。と言うのも、画像データの取り込みにカメラ本体へUSBケーブルを接続してノートPCへ転送したからだ。Mass StorageとPTP、どちらも切り替え式で対応しており今回はMass Storageモードを使用。来週掲載の3つ目の水着を撮り始める頃には、バッテリーのインジケータが1目盛り減ってしまった。これまでいろいろな機種を試した感覚では少し短い気がするものの、カメラ本体をメモリカードリーダーとしては使ったことが無く、こんなものなのかも知れない。
実は今月号からのリニューアルで最大の内容変更点は、ハウススタジオが使えるようになったことだ。この時期から来年の初夏までは浜辺で水着を撮るわけにもいかず、これまで知人の店を借りたり、筆者の事務所などを使っていたもののさすがに限界。これで毎月撮影場所で悩むことはないだろう。(つづく)
actress 吉用由美@D&L Promotion
photographer 西川和久 ニコン D80 Ai AF Nikkor 35mm F2D、50mm F1.4
■ URL
バックナンバー
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/
|
西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2006/10/13 01:03
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|