3週目はどちらもスパ及びその周辺で撮った私服1と水着2になっている。1週目に少し書いたが、この日は平日とはいえ天気がよく、多くの観光客で賑わっていて、普通に撮影すると背景に人がカブる。できるだけローアングル、後ろは壁や海……など、人が入らないようにした。抜けのいいカットが少ないのはこの関係からである。
私服のカットISO100。水着は屋外はISO100、屋内(上段左、中段、下段左)はISO200、ホワイトバランスはすべて昼光色だ。画角は、私服の上段左が45mm、上段右が30mm、中段が22mm、下段左が50mm、下段右が45mm。水着は上段左が50mm、上段右が50mm、中段が35mm、下段左が50mm、下段右が50mmとなっている。
今回使用したDT 18-70mm F3.5-F5.6は、ワイド端はF3.5であるものの、少しズームするとすぐにF5.6になってしまう。せめて30mm台まではF3台にたもって欲しいものの、サイズと価格に直結することなので難しいのだろう。
屋内のプールサイドで撮っている写真であるが、経験上、プールの底の色がかなりカブる。特に今回のように、プール側に光が差し込み、他の部分は日陰になっている場合はなおさらだ。とは言え、プール上に白い布などを置くわけにもいかず、モニタの発色を見ながらホワイトバランスを調整する必要がある。
余談になるが、リゾートにあるホテルの窓際もホワイトバランスがおかしくなる事が多い。これは紫外線をカットする窓ガラスが多いためだ。この場合、ホワイトバランスをどう触ってもいい色にならないことがある。可能であればできるだけ窓を開けて撮影するのがよい。
色関係の設定をすべてノーマルで撮っていることもあり、発色はちょっと色が薄い感じがするものの、結構ナチュラルである。今回の私服はコントラストを若干つけただけで、色自体は触っていないので参考になるだろう。筆者としては、もう少し濃くハイコントラストなほうが好みなので、パラメータを触って調整すればいいのだろうが、たった半日の撮影でポイントを見つけ出すのは困難だった。実際に購入したユーザーはいろいろ試して欲しい。(つづく)
actress 小沼 利依@アウラ・エージェント
撮影協力 江の島アイランドスパ
photographer 西川和久 ソニー α100 DT 18-70mm F3.5-F5.6
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2006/08/18 00:51
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