先週の木、金、土は夏! という天気だったが、また梅雨に逆戻り。しかも肌寒い。例年7月20日ともなると梅雨明けして夏一色になるものの、まだまだお預け状態だ。3週目と4週目は、雨天に撮ったカットと先週の湘南で撮ったカットが、私服と水着で交互に載るため結構写真がチグハグになってしまう。
私服のカットは先週の続き。カメラのセッティングはISO200、WB:昼光色だ。水着は赤バックが大型ストロボを使用、椅子を使っているのは照明にキノフロ。どちらも私服と同様ISO200、WB:昼光色となっている。
このカメラ、内蔵ストロボの上にホットシューはあるが、大型ストロボで必要なシンクロ端子は無い。従って左下のオフショットにあるようなアタッチメントを使い、シンクロ端子を出している。またISO200スタートなので、ストロボの出力を最小にしないと、必要以上に絞り込まなければならなくなる。今回はF13で撮影した。セッティングは向かって左側に上下で2灯使用している。
大型ストロボで注意する点は、イメージャに付いているホコリだ。F5.6前後の絞りでは目立たないホコリも、F10を超えると急激に乗ってくる。自分のカメラであればまめにメンテナンスすればいいのだが、借り物のカメラの場合は、いろいろな編集部を回り回って届いたりすると、とんでもなくイメージャにホコリが乗っていることもある。今回はメーカーから直接届いたものなので、ホコリは皆無であった。もし撮影の順序が逆で先に湘南に行っていれば、確実にホコリが乗っていただろう。
夏の天気のいい日に海の色や空の色を濃く出したい場合、順光で撮るか、逆光で思いっ切りレフを当てなければならない。グラビア系では多くのケースで後者になるのだが、このような天気での光は非常に強く、少々レフを当てた程度では色は出ない。大きな銀レフが必要になる。だが、銀レフでそれなりの光を当てると、今度はまぶし過ぎて女の子の眼が開かない。この辺のバランスが難しい。
話は変わり、実佳ちゃんの表情であるが、室内と湘南では別人? と思うほど雰囲気が違う。どんなタイプの子も、こんな日に海に行くと不思議と子どもっぽい顔になる。夏の海はいいものだ。(つづく)
actress 横部 実佳
casting アウラ・エージェント
photographer 西川和久 ペンタック K100D DA 14mm F2.8 ED(IF)、FA 31mm F1.8 AL Limited、FA 43mm F1.9 Limited
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2006/07/21 01:27
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