第3週目の設定は私服ISO100、WB:昼光色、レンズはZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5。水着はISO200、WB:タングステン、レンズはZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5。他はこれまで通りだ。ライブビューは私服中央のカットのみ使用している。このカット、他の場所と歩1分内の範囲にあるのだが、ちょっと下から撮るだけでどこかの公園へ行ったような雰囲気になるのが面白い。
1週目のオフショットを見るとわかるが、ポートレートでライブビューを使いローアングルから撮影していると、カメラマン的には非常にカッコ悪い。しかし上がりはバッチリなので周囲の目を気にせずトライして欲しい。周りの眼を気にしてると負けである(笑)。いいポーズはモデルの子があっちこっちが痛いのと同様、いいアングル(特にローアングル)の写真はカメラマンは変な格好をしていることが多い。
先週書いたライブビューでの注意点、ひとつ抜けていた。ローアングルの場合、液晶パネルは上を向いているが、この曇天でも暗くて見辛かった。多分ピーカンでの撮影は何だかの日除けが必要になるだろう。E-330専用オプションで何か作ると便利かもしれない。
細かい点で気が付いたのは、視度補正のマイナス側が結構大きめななこと。カタログ上は-3~+1となっているももの、-4まであるような感じだ。筆者はメガネをかけている状態で-3強は必要。調整するとちょうどいい位置から更にもう一段マイナス側に設定できる。安価なデジタル一眼レフではマイナス側にいっぱいにしても若干、不足気味のことが多いので、これはなかなかありがたかった。
水着の写真の半分は先週の私服の続きである。もっと半脱ぎで色っぽく……と思ったが、水着の柄がちょっと合わなかった。白、赤、黒の三角ヒモ系水着ならうまく行ったハズだが、この撮影は事前打ち合わせなしのぶっつけ本番。撮影後、奈生ちゃんに「白、赤、黒の三角ヒモ系水着持ってる?」と聞いたところ、自前ではないらしく、どちらにしても駄目だった。残念。
いつも使っているRIFAの1kWは、80×80cmと面積がけっこうある。ハウススタジオの風呂場であれば問題なく扱えるのだが、普通(一般的な)の風呂場では間口にも入らず、向きの調整もできない。こういった場所では光量は落ちるものの、500WのRIFA(40×40cm)の方が扱いやすいだろう。(つづく)
actress 桝本 奈生@アウラ・エージェント
photographer 西川和久 オリンパス E-330 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5, ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5
|
西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2006/05/26 01:02
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|