2週目はZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5だけで撮っている。私服は自然光ISO400、照明を使ったパターンはISO200、水着は全てISO200。自然光だけは蛍光灯とのミックス光だったので、オートホワイトバランスを使用。他のセッティングは先週と同じである。
2点目のこの私服、1点目とガラっと変わり“夜の雰囲気”なので、あまり外では撮らずマンションの階段などを使って撮影した。その関係もあり結構暗く、また一部照明を使っている。気分的には夜に渋谷の雑踏で撮りたかったものの、彼女は夕方から別の仕事が入っていたので、今回は諦めた。
E-330の印象は全体的に結構いい。これまでE-1、E-500と使ったが、このE-330が発色や操作感など一番好みだ。ただこれはライブビューとは無関係。実際、今週は1枚も使っていない。唯一それっぽい水着中央は、筆者が寝転がって撮っている。発色に関しては他の2機種とイメージャが違うので、天気がいい時はまた印象は変わるかも知れない。
ライブビューに関しては注意(?)点がふたつある。ひとつはバッテリーの消耗が激しいこと。この連載で何機種ものデジタル一眼レフを扱ったが、多くの機種で予備バッテリーを使ったことが無い。それどころかカメラが送られてくる時、1本しか入っていないことがほとんどで、途中でバッテリー切れにならないか冷や冷やしながら撮っているものの、結果1本で十分だった。
ところが前半面白がってライブビューを使っていたところ、300枚程度でバッテリー切れとなった。たまたま今回は編集部に2本用意していただいたが、もし1本だったら撮影を中断し充電することになっていただろう。
もうひとつは実機を触るとわかるが、液晶パネルは上下にしか動かず、左右は固定されたままになっている。従って横位置はいいが、縦位置の場合、ローアングルやハイアングルで画面が見えない。できれば次機種は左右も可動式になっているとありがたい。
いつも気にしている液晶での見え方とPC上での違いは、このE-330についてはほぼ同じだった。ここ最近触ったカメラの中では、一番差が無いと言ってもいいだろう。撮った後、液晶を見て楽しむのもデジカメのメリットなので、明るく綺麗に見えるのは否定しないが、E-330のように忠実に再生してもらえると、撮影自体が楽になる。
水着2点目はいつもとパターンを変えるため、風呂場を使った。本当は照明を使わず地明かりを使った方が雰囲気が出るのだが、感度をISO400以上にしなければならないので、今回は見送り。このような狭い空間では広角が面白く、11-22mmはうってつけだ。実はシャワーで足元を濡らしたカットもあるのだが、5枚並べた時に絵柄が合わなかったので、今回は残念ながら没とした。(つづく)
actress 桝本 奈生@アウラ・エージェント
photographer 西川和久 オリンパス E-330 ZUIKO DIGITAL 11-22mm 1:2.8-3.5
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2006/05/19 01:12
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