第3週の私服1点目はISO64、WB:太陽光、Lサイズ(5,328×4,000ピクセル)のJPEG/sRGBで圧縮はノーマル、カラーモード:スタンダード、レンズはZOOM AF 55-110mm 1:4.5。水着2点目は、ISO100~200/WB:タングステン。JPEG:Mサイズ/Fine/sRGB、カラーモードはポートレート。レンズはAF 80mm 1:2.8を使った。
みさちゃんは、約1年前のこの連載から、彼女の1st DVDビデオの撮影など、それなりに会っているが、撮っているとなかなか面白い。ちょうど今週のパターンが一番いい例だろうか!? 私服の時と水着の時はまるで別人。驚くほど雰囲気が変わる。
一般的に「みさちゃんと言えばコスプレ」らしいが、筆者はそういった予備知識もなく撮影し出したので、どちらかと言えば水着の方が彼女のイメージだったりする。このへんはカメラマンの趣味(好み?)の問題もあるので、他の人が撮ればまた違ったみさちゃんになるのだろう。
有効画素数2,150万画素のCCDを搭載するこのZDの使用感であるが、気に入った面と気に入らない面が完全に分かれる。気に入った部分は、シャッター音、ファインダーの見やすさ、重たいながらも安定しているボディ、画素数の割には長持ちするバッテリー……と、こんな感じだ。特にシャッター音はこのての撮影には向いた音で、みさちゃんも「いい音!」と感心していた。
気に入らないところは、バッファリングの待ち、液晶ディスプレイの見辛さ。どちらもこのカメラの趣旨とは異なっているのであくまでも筆者の感想なのだが、一定のテンポでシャッターを切り、「そろそろいいポーズや顔になってきた……」と思った途端にバッファー待ちが入ってしまう。しかもサイズが大きいだけに10秒単位。その結果、表情やポーズがリセットされ、もう1度やり直しとなる。また液晶ディスプレイは大きさもさることながら発色や黒潰れ、白トビ具合の見当がつきづらい。いつも「慣れの問題もあるので」と前置きしているものの、この表示はちょっと慣れそうもなかった。
きっとこう書くと「もともと645なのだから、そんなテンポで撮らないし、露出も事前に計るのが当たり前!」と批判の嵐になりそうであるが、デジタル一眼レフがこれだけ世に出てくると、筆者も含めそんなことはお構いなし、あたりまえがあたりまえで通じないユーザーは増える一方だと思われる。ある意味デジタルカメラのメリットとも言える部分なので、もっと強化すればさらに魅力的になるだろう。(つづく)
actress きこうでんみさ
photographer 西川和久 Mamiya ZD AF 80mm 1:2.8, ZOOM AF 55-110mm 1:4.5
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