デジカメ Watch
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8月号【若菜 + キヤノン IXY DIGITAL 600】編

~旧機種から受け継がれた違和感のない操作感


 8月3週目は若菜ちゃんとキヤノンIXY DIGITAL 600。ロケ場所は片瀬江ノ島の橋の左側だ。

 この日は3週目と4週目をまとめて撮ったので、もう片方とは午前中、午後も含めて場所を変えた。ただ平日とはいえ、夏真っ盛り。写真からは解らないと思うが、普通の場所では撮影不可能と思えるほど人がいっぱいだ。しかも昼から曇天へ……。IXYには不利な条件になってしまった。

 キヤノンIXY DIGITAL 600の仕様は、有効710万画素の1/1.8型CCD搭載、最大記録画素数3,072×2,304ピクセル、ISO感度オート/50/100/200/400、35mm換算約37~111mm/F2.8~F4.9の光学3倍ズームレンズ、2型の11.8万画素低温ポリシリコンTFTカラー液晶、専用リチウムイオン充電池(充電は専用ACアダプターで行なう)、メディアはSDメモリーカード……などである。

 最大の特徴は、スペックからもわかるように、このサイズで710万画素という高解像度だ。筆者的にはこのクラスは300~400万画素あればいいと思っているものの、600万画素オーバーに興味を持つ人も多いだろう。

 カメラの設定はひとつ解像度を落としてJPEG M1(2,592×1,944ピクセル)/Fine、ISO50、WB:Daylightで撮影し、後半暗くなってからはISO感度を100~200へ切り替えた。Photoshopでトーンカーブを使い、レイアウトに合わせて4:3から3:2の比率へトリミング。アンシャープマスクを施している。

 ここ2回と天候が違うので一概に比較できないが、実際に撮って画質面で感じたことは、若干黄色が乗り気味のような気がする。従って、コントラストの強調と少し青を増やす感じで調整した。


 若菜ちゃんを撮った時点で、午前中に使ったカメラも含め、計4台に触ったが、このIXYにはちょっと困った問題が発生した。普通に撮ろうとしてもなかなかAFが合焦しないのだ。とにかく黄色ランプの点滅が多かった。スッと緑ランプが点灯する率は1/3以下。ワイド端からテレ端まで、焦点距離の位置はどこでも同じ傾向だ。

 話によると、手元に届いたIXYは、いろいろなところへ貸し出していたらしく、調子が悪かった可能性がある。それを物語るようにボディーも結構傷だらけだ。幸い被写界深度が深いので、できるだけ合焦しやすそうな場所を選びながら撮影を続けた。

 操作感は昔のIXYから引き継がれているので特に違和感は無い。初代IXYの頃からほとんど変わらず、逆に目新しさは感じなかった。いい意味でこなれている証拠であろう。ただ、最近は大型液晶パネル搭載機が多く、2インチは迫力不足だ。とはいえ、撮影自体に支障が出るわけでもないので、筆者的にはあまり問題ではない。

 またカバンの中に入れているとたまにモードダイヤルが回ってしまうので要注意だ。天候や人ごみの関係で、普段ほどは撮っていないが、バッテリーに関しては約200枚弱でも全くインジケータの変化はなし。最近のコンパクトはバッテリーの駆動時間が長くなったものだ。

 さて冒頭でも触れたが、この日は物凄い人ごみで、どこで撮ればいいのか? 頭を抱えるほど場所が無かった。それを何とかするため、前半の私服は思いっきり顔アップ、背景に壁、後ろに抜けないように上から……など、できるだけ人が被らない構図に。水着に関しては橋のたもと、遊泳禁止エリアの中で撮っている。このエリアを出た途端、一面の人、人、人。普通に真っすぐ歩くのも大変な状況だ。今度来る時は同じ湘南でも少し違う浜へ行ってみよう。

 来週はニコンCOOLPIX S2の予定。お楽しみに!

actress 若菜ARDENY ENTERTAINMENT
photographer 西川和久
Canon IXY DIGITAL 600




西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html

2005/08/19 01:44
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