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6月号【水木杏奈 + ニコン D50】第1週

~欠点の見当たらないD50


 6月号はニコン D50、そして水木杏奈ちゃんだ。2カ月連続でニコンが続いてしまったが、出来るだけ新しいデジタル一眼レフを扱おうとした結果なのでお許し願いたい。

 使用したレンズは先月と少し変わって、Ai AF Nikkor 35mm F2D、50mm F1.4D、85mm F1.4Dの計3本。24mm F2.8Dも持参したものの、結局使わずじまいだった。カメラの設定は、Large:JPEG/Fine、WB:Daylightにした以外は全て標準のまま撮影。

 今回一番心配だったのはバッテリーだ。これまで事務所の近くだったり、水着は屋内と、少なくとも1回は充電するタイミングがあるのだが、今回は水着も含め全て江ノ島で撮ったのでバッテリーを充電する場所が無いのだ。1本しかないバッテリー、もし途中で切れてしまうとそこで終わるため、最悪の事態を考えD2Xも一緒に持って行った。

 しかし、これは取り越し苦労だったようだ。ふざけて撮ったカットも含め約1,000枚。これだけ撮ってもバッテリーのインジケータはフルのまま。筆者の場合、ポストビューはOFFにし、1回露出を決めるといちいち画面で露出を見直したり、拡大してピントの具合などは見ないので、その分、持ちはいいと思うが、この結果には少し驚きだ。

 もうひとつ、いつもと違うのは、前半は(筆者の割に)露出が結構明るめ。これは、編集部から送られてきた時、液晶モニタの明るさが-2になったまま届き、それをチェックせず撮ってしまったからである。ただ、一般的に筆者の露出は暗めなので、逆に普通の絵に上がっている雰囲気だ。後半調整した結果、-1が丁度いい感じである。


 水木杏奈ちゃん、実は今回の撮影が初水着グラビア! 初めては誰でも緊張するので、ひとつ目の水着は決め決めのポーズでは無く、普通に遊びながらシャッターを切った。撮った順番は、私服(緑)、水着(白)、水着(黒)、私服(ピンク)なので、徐々に慣れてくる彼女がよくわかる。今月はその辺も含め楽しんで頂ければと思っている。

 さて肝心のD50、ファーストインプレッションは「非常に良い!」。EOS Kiss Digital Nの時も良かったが、このD50もなかなか。

 特にAFの精度に関しては、このクラスの中では一番いいように思う。1,000枚近くのカット数で、(筆者の許容範囲で)明らかにピンを外しているのは10枚程度。失敗率はたった1%だ。もちろん全て外なので、十分明るくAFの精度はその分上がっているだろうが、それでもこの数字は良い方だと思う。

 起動時間や書き込み、再生時間などは全く問題無く、ファインダーもそれなりに見やすい。特に書かなければならないような欠点は見当たらなかった。

 但し、手間取ったのはメディアである。通常、このクラスはCFと相場が決まっていると思い込んでいたので、当日何も考えずに準備していたところ、SDメモリーカードだったのに気が付いた。筆者が持っているSDメモリーカードは64MBと512MB。JPEG/Fineだとそれなりに容量が必要。もしD1系やD2系のサブ機として使う場合は要注意だ。(つづく)

actress 水木杏奈アウラ・エージェント
photographer 西川和久
Nikon D50
Ai AF Nikkor 35mm F2D, 50mm F1.4D, 85mm F1.4D




西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html

2005/06/03 00:46
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