千晃ちゃんは、一昨年、DVD-Video「SATISFACTION」を沖縄で撮って以来のご無沙汰だ。沖縄とは言え11月末だったので、けっこう寒かった。夕方、海に浸かるシーンが終わった瞬間、「寒い~~!!」っと叫びながら出てくるところがオフショット映像で入っていて、笑った記憶がある。
他誌に載っているグラビアや1週目などを見ると、「色っぽいけど性格はキツそう」な印象を受けるだろうが、実は正反対。ご覧の様にとっても明るくお茶目で優しい子。そう言えば、こんな感じの写真は初公開っていってたかな!?
水着2点を撮り、渋谷界隈で私服1点目を撮影した後、FRAMESで遅めの昼食をとったのだが、小雨がパラつき、私服2点目をどうしようか!? と悩んだ結果のお遊び5カットだ。
考えてみればKiss Digital Nは、非常にコンパクトということもあり、こんな感じで店の中で記念撮影(?)的に使われるケースも多いのではないだろうか。露出はマニュアルであるが、この私服2点目だけ店内/店外に関わらずホワイトバランスはあえてオートにして撮ってみた。明らかに色が転んでおかしかったのは全体の10%未満であり、かなり安定していると思われる。これなら仕事でない限り、AWBを常用しても問題無いだろう。
筆者は仕事の時、絶対オートホワイトバランスは使わない。理由は同じシーンでも何十枚か撮影すると、必ず何枚か色がおかしい(つまりホワイトバランスが狂っている)カットがあるからだ。従って何らかの値に固定している。
水着2点目は自然光で撮っている。ただ、上段右の写真をご覧になると解ると思うが、店内照明がこれだけ背景に入っていることを考えると、実際はかなり暗い。他のカットも天井からのダウンライトの影響を少なからず受けていると思われる。しかし、ホワイトバランスはDaylightに固定。これは筆者の勝手な考え方であるが、どんな場所でもホワイトバランスを調整して肌色をニュートラルに出すのは面白くないと思っているからだ。
海外ロケや国内ロケに関わらず、例えば、今回のような店内でも、その場所固有の光がある。もちろん天気も関係するが、それを補正してしまっては、空気感が出ず、その場所で撮る意味が無い。いつも使っているRIFAの様なタングステン光を主光源にするときや、宣材写真でない限り、筆者の基本はDaylight固定である。
ところで、撮影中カット2枚目は色がおかしい。これは1点目の水着のときにホワイトバランスをTungstenに固定したのを忘れてて、そのままスタッフへ渡したからである。申しわけない。流石にこれだけ色が転んでしまうと、Photoshopを触るなど面倒なことになる。第三者に撮影をお願いするときは、オートホワイトバランスの方が無難……以後注意である。(つづく)
actress 吉田千晃
photographer 西川和久 Canon EOS Kiss Digital N EF24mm F2.8, EF35mm F2, EF50mm F1.4 USM
special thanks FRAMES渋谷店
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html |
2005/04/08 00:51
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