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2月号【星野らいむ + コニカミノルタ α-7 DIGITAL】第4週

~α-7 DIGITALのふたつの問題点


 1週目、α-7 DIGITALを褒め過ぎた(?)ので、今回は筆者にとっての問題点を書いてみたい。

 まず第一に再生があまり早くないことだ。「ポストビューがあるので問題無いのでは?」と言われそうであるが、筆者の撮り方は少し変わっている。α-7 DIGITALに限らず、全てのデジタル一眼レフカメラの設定はポストビューOFF。理由はふたつあり、ひとつはバッテリーの消耗をなるべく抑えること、もうひとつは実際撮影が始まってしまえばいちいち確認せず、ファインダーの下の方が毎回明るくなるのが嫌だからだ。

 液晶ディスプレイへの表示は露出を決める時だけ必要であり、リハーサルで何回かシャッターを切り、それを再生して確認し、終わり。従って再生がそれなりに速くないと露出を決めるのに時間がかかってしまう。ワンタッチでポストビューのON/OFFができればいいのだが、筆者の知る限り、メニューの中に入っていて数アクション必要とするものばかりだと思う。

 もちろん時間がかかると言っても実際は何秒も変わらないとは思うが、この待ち時間は感覚的に異様に長く感じてしまう。またα-7 DIGITALは、この待ち時間が何のタイミングか解らないが、まちまちなのだ。直ぐ出る時もあれば、ひと呼吸必要な時もある。このランダムさは余計イライラ感を増幅する。

【3月3日追記】コニカミノルタによると、本文中の待ち時間の問題は「2月14日公開の新ファームウェアではメモリーカードへの書き込み速度や再生動作などが高速化しているため発生しない」としている(貸出機は前ファームウェア)。

 2番目はどうもAFの精度がいまひとつの様だ。更にレンズによって後ピンだったり前ピンだったり、傾向が定まらない。今回使った中で一番良かったのは、AF Zoom 28-75mmF2.8(D)、逆にあまり良くなかったのは単焦点2本だった。この点は筆者の撮り方との相性かもしれないので断定できないものの、それにしては大きく外しているカットが多かった。


 丸1日+α使って、思った問題点はこの2点だ。たったふたつであるものの、どちらも撮影に大きく影響するものであり、改善して頂ければと思う。

 とは言え、AF対応で35mm F1.4があるのは羨ましい。NikkorレンズはMFならあるのだが、AF対応だとF2.0が一番明るいレンズとなってしまうのだ。どのメーカーもデジタル一眼レフを出したことによって、ズームレンズばかりを強化し、単焦点は昔のラインナップのまま。以前も書いたがイメージャがAPS-Cサイズの場合、実質35mm近辺が標準レンズとなるので、是非このワンポイントだけでいいので強化して欲しいものだ。

 最後に今回のキャスティングはいろいろなとろこで波紋を呼んでいるようなので簡単に回答したい。11月号から見て頂ければ解ると思うが、隔月でジャンルの同じ子を使っている。これは単にモデルのタイプを偏らない様にしているだけであり、仲の良い事務所2カ所に筆者から指名せずにお任せの形態を取っている。最近筆者がこちら系に興味を持っている訳ではない(笑)

actress 星野らいむ
photographer 西川和久
KONICA MINOLTA α-7 DIGITAL
AF Zoom 17-35mmF2.8-4(D), AF Zoom 28-75mmF2.8(D), AF35mmF1.4G, AF50mmF1.4
special thanks A・R・T PROMOTION




西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html

2005/02/25 00:32
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