2月号はコニカミノルタ α-7 DIGITAL、そして星野らいむちゃんの登場だ。使用したレンズは、AF Zoom 17-35mmF2.8-4(D)/AF Zoom 28-75mmF2.8(D)/AF35mmF1.4G/AF50mmF1.4の4本。それぞれのシーンで数本ずつ使い分けた。
α-7 DIGITALは今回初めて使ったが、そのファースト・インプレッションはかなり良い。ずっしりと重たく手に馴染むボディー、明るいファインダー、そして同クラスの他機種では音がイマイチなシャッター音も抜群! ダイアル操作が多く、液晶パネルはモニタ画面ひとつと割り切っていて、銀塩ライクだ。その分、慣れるまでは少し時間がかかったものの、慣れてしまえば全体的に使い易い。
気になるバッテリー駆動時間は、少なくとも今回の撮影中は全く問題なかった。一応予備を1本用意したのだが、いらぬ心配だった様だ。価格帯は16万円~18万円程度。競合他社の同ランクと比較しても十分対抗できる上に、少なくともボディーの完成度はワンランク上だと思われる。とても魅力的なカメラではないだろうか!?
このカメラの特徴である手ブレ補正機能もなかなか面白い。ボディーの裏にON/OFFの切り替えスイッチがあり、ONの時はファインダー内の右側に“手ブレ・インジケータ”が表示される。撮ろうとしているシーンでどんな感じなのか? をリアルタイムで教えてくれるのだ。実際には、露出を決めて撮影を始めてしまえば一切見ることは無いものの、撮りはじめるにあたって、シャッタースピードを優先して露出を決めるか、ISO感度を上げるかの判断基準のひとつにはなるだろう。
一般的に手ブレ防止機構の入ったレンズは高価なため、ボディー側にこの機能が入っているのは全てのレンズで使用可能なのでありがたい。起動時間や書込み速度、AF速度、再生時間など速度的な部分もOK。少なくとも同クラスのカメラに実際の撮影レベルで劣るところは感じられなかった。
今回カメラのセッティングは室内のRIFAを使ったシーン以外全てISO100、画質:ファイン、カラーモード:ナチュラル(sRGB)、WB:5500K、手ブレ防止:ONで撮影した(RIFAを使ったシーンはISO200、WB:3000K、他は同じ)。後処理で極僅かコントラストを持ち上げているものの、発色は非常にナチュラルだ。何時も仕事で使っているニコンD1Xとよく似た感じの絵作りで違和感は全く無い。ISO200に関してもノイズは感じられず十分使える範囲であろう。
ただISO200にした水着の撮影はAFの調子が悪かった。ジャスピンが殆ど無かったのだ。これはカメラの問題と言うより筆者が疲れていたのも原因かも知れないし、RIFA一灯の時はニコンD1Xも同じ様な状態になることがある。マニュアルにある「オートフォーカスの苦手な被写体」での「きらきらと輝いているもの」、「繰り返しパターンの連続するもの」に相当する可能性があるのだ。
ポートレートの場合、通常手前の眼にピントを合わすのだが、RIFAの様な明るくそして四角い光源を近くで照らすと眼がキラキラする上、まつ毛が丁度繰り返しパターンになり、AFの苦手なパターンになっているのかも知れない。(つづく)
actress 星野らいむ
photographer 西川和久 コニカミノルタ α-7 DIGITAL AF Zoom 17-35mmF2.8-4(D), AF Zoom 28-75mmF2.8(D), AF35mmF1.4G, AF50mmF1.4
special thanks ungra
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html |
2005/02/04 00:47
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