デジカメ Watch
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12月号 【きこうでんみさ + キヤノン EOS 20D】 第4週

~読者のご意見に答える~


 きこうでんみさちゃんは今回初撮影! 事前にコスプレ系と聞いて内心ドキドキしていたが、とても元気でノリも良く非常に撮りやすかった。改めて彼女のHPを見ると“コスプレタレント”と書かれている。その関係もあってか、この4週にわたって掲載した様な普通の(?)グラビア写真はほとんど無いらしい。唯一、トップの黒い私服はちょっとだけそれを意識した服装にしてもらった。希望が多ければ別枠でコスプレ写真を撮るのもOK! とは言え、筆者としてはもっと筆者系の写真を撮りたいところだ。

 さて、11月号を掲載して何通かメールを頂いた。その中から厳しい意見をピックアップしてお答えしたい。内容は「この様な場所で水着は不自然で好ましくない」、「ピンボケが多い」、「こんな写真は誰でも撮れる」といった感じだ。

 1つ目はこれを言ってしまうと世の中のグラビアは全滅である。今や海やプールサイドなど水辺で撮っている写真の方が珍しい。この点はお許し願いたい。

 2つ目は確かにジャスピンは少ない。これは筆者とカメラのAF性能である。申し訳ない。ただ週刊誌や写真集などを見ていると、グラビアに関してピントの許容範囲はかなり広い様に思う。ピントより、表情だったり空気感だったり、そちらの方の優先度が高いのだろう。


 またデジタル画像をそのまま掲載した場合、モニタ上で1:1まで表示できるのでプリントや紙媒体と比較して余計目立つかっこうになっている。その上紙媒体は、編集側でシャープネスを強烈に上げたり、色を入れたり抜いたり、レスポンスでインナーや眼の下のクマを消したり、凄いレタッチが一般的に行なわれているのでピンボケが解り難くなっている。筆者が画像に対して行なっているレタッチはシャープネス:LOWで撮った時のエッジ強調、色空間変換やトーンカーブのみの補正だけであり、あまり強烈に画像を触ることは好きではない。

 3つ目は、ポートレートやグラビアに限らず、風景、スナップ、報道写真などでもよく聞く言葉だ。筆者も写真を始めた頃はそう思っていた。が、実際にやってみると意外と撮れないことが解る。理由は簡単で、実際にその時間にその場所にいる、もしくは、その場を作り、シャッターが切れる状態でないと撮れないのだ。写真の大部分はレンズ前で決まる。考えてみれば当たり前の話なのだが、それがなかなか難しく奥が深い。

 最後に「20Dでこの子を撮って欲しい」というメールも頂いたが、既に20Dを使って撮った後だった。希望に沿えるかどうかは解らないが、また何かあればメールして欲しい。

actress きこうでんみさ
photographer 西川和久
Canon EOS 20D + EFS 17-85mm F4-5.6 IS USM + EF 35mm F2.0
special thanks BLAZE




西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.net/blog/

2004/12/24 00:12
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