水着を撮った場所は、知人から紹介して頂いた池袋にあるBar、BLAZE。雰囲気のあるなかなか素敵なところだった。19時からお客さんが来るかも!? ということもあり、少し急ぎながら撮影した。
面白かった(?)のは、店長以外のスタッフが、この日撮影するとは知らなかったらしく、出勤直後、あたふたしている様子が何とも可笑しかった。裏口から店に入った途端、目の前に水着の子がいるので一瞬何が起こったのは解らないのは当然だろう。短い時間であったが、とても楽しく撮ることが出来た。この場を借りてお礼を述べたい。
照明は前回同様RIFA 1灯。基本的に1灯なので、太陽と同じ光源はひとつ、順光はそのまま、サイド光や逆光では銀レフを使って光を起こしている。ISO感度は400に固定、レンズはEF 35mm F2.0 1本のみを使用した。ホワイトバランスはタングステンで若干黄色いかな!? という程度だったのでグレーカードを使ったプリセットホワイトバランスにはせず、補正はPotoshopのトーンカーブで気持ち青を持ち上げている。
この時は時間が無かった事もあり、ノートPCに画像を貯めてサムネイル上で確認した程度であったが、後日事務所のPCで画像を開いて第一に驚いたのはノイズの少なさだ。ISO400でこれだけノイズが少ないと常用しても一般的には問題無い範囲。またISO感度を上げるとそれに伴いラチチュードも狭くなるのだが、上がりを見る限り、明らかな差は見られない。肌色も生っぽさは無いものの非常に綺麗な写りだ。
次にズームレンズと単焦点レンズの写りの違い。外で撮った写真の中には35mm前後のものが何枚か含まれているが、写りはかなり違う。もちろん同一条件ではないので、これはあくまでも筆者の感想(勘?)に過ぎないが、単焦点の方が抜けが良くクリア、色もいい。この点に関してはその昔、D1からD1Xに換えた時にキヤノンも含めいろいろ試した結果、ズーム大三元(F2.8から始まる17-35/28-70/70-200mm)から今の単焦点のラインナップに乗り換えた時に経験済みであったが、改めてその差を実感した次第だ。
特にこの手の撮影は、撮影者さえ動けば、被写体にいくらでも近づけるためズームレンズの必要性は無い。レンズ交換が面倒だったり、交換時にホコリが入る可能性はあるものの、これだけ差が出るのであればやはり単焦点レンズを使った方がいいだろう。(つづく)
actress きこうでんみさ
photographer 西川和久 Canon EOS 20D + EFS 17-85mm F4-5.6 IS USM + EF 35mm F2.0
special thanks BLAZE
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html |
2004/12/17 00:35
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