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SIGMA DP1 Merrillで新カラーモード「FOV Classic Blue」を試す

Reported by 本誌:武石修

 シグマが、新カラーモード「FOV Classic Blue」(Fov B.)」に対応したファームウェアと現像ソフトを26日に公開した。

FOV Classic Blue」(Fov B.)はカメラ(左)のほか、RAW画像に対してSIGMA Photo Pro(右)でも適用できる

 このFOV Classic Blueは、「SD1 Merrill」、「SD1」、「DP1 Merrill」、「DP2 Merrill」の4機種で利用可能。「深みのある青色を表現し、印象的な青空を再現する」というモードだ。

 このモードに関しては、シグマの山木和人社長がTwitterで7月13日に対応を検討していると告知していたもの。同社デジタル一眼レフカメラ「SD9」(2002年発売)の“Foveonブルー”と呼ばれた色合いを復活させたという。

SD9。発売は2002年10月。同社で初めてFoveon X3センサーを搭載したデジタルカメラだった

 今回、どのような変化があるのかを実際にDP1 Merrillで試した。青空を含むシーンをRAWで撮影したX3Fファイルを「SIGMA Photo Pro」でカラーモードを変えて現像した。

DP1 Merrill。発売は7月。実勢価格は9万4,900円前後

・シーン1

※撮影設定:SIGMA DP1 Merrill / 約8.4MB / 3,136×4,704 / 1/320秒 / F8 / 0EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:太陽光 / 19mm

スタンダード 風景
ビビッド FOV Classic Blue

・シーン2

※撮影設定:SIGMA DP1 Merrill / 約8.4MB / 4,704×3,136 / 1/250秒 / F8 / 0EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:太陽光 / 19mm

スタンダード 風景
ビビッド FOV Classic Blue

・シーン3

※撮影設定:SIGMA DP1 Merrill / 約12.1MB / 3,136×4,704 / 1/500秒 / F7 / 0EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:太陽光 / 19mm

スタンダード 風景
ビビッド FOV Classic Blue

・シーン4

※撮影設定:SIGMA DP1 Merrill / 約11.4MB / 3,136×4,704 / 1/500秒 / F7 / -0.7EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:太陽光 / 19mm

スタンダード 風景
ビビッド FOV Classic Blue

まとめ

 現像結果を見比べてみると、FOV Classic Blueは他のカラーモードよりも大きく色が変化しているのがわかる。特に青空は非常に鮮やかで抜けが良い描写に感じる。木々の緑との対比も美しく、青はかなり記憶色寄りの発色になるようだ。

 ところで、作例をよく見ると青以外の色も変化していることに気づく。特に赤は顕著で、シーンによってはオレンジに近い発色になっている。パンジーの値札の文字はかなり変化しているが、同じ赤でも横断禁止の標識の色はさほど大きくは変化していない元の色によって発色に変化があるようだ。赤系の色の変化はシーン4の看板の部分もわかりやすい。FOV Classic Blueでは煉瓦の壁も含めて全体に色温度がやや低くなったかのようにオレンジ味を帯びる。

 煉瓦の壁の色の変化などはどことなく古い写真プリントを思わせるようで、“Classic”にはそうした意味も込められているのかもしれない。FOV Classic Blueは“正確な色再現”といったモードでは無いと思われるので、赤系の色変化も含めて楽しみたいと感じた。







本誌:武石修

2012/10/29 18:18