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OLYMPUS OM-D E-M1

上級機らしい装備と操作性が心強い、オリンパス“新フラッグシップ”

 オリンパスが10月上旬に発売する「OLYMPUS OM-D E-M1」をお借りできたため、外観写真を中心にお届けする。実写を交えた詳細なレビューは後日に掲載する予定だ。

 なお、今回E-M1と組み合わせている「M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO」が付属するレンズキットは10月下旬の発売で、10月上旬発売のボディ単体および「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ」が付属するレンズキットとは発売時期が異なる。

 E-M1は、同社がフラッグシップに位置づけるマイクロフォーサーズ機。「OLYMPUS OM-D E-M5」(2012年3月)に続くOM-Dシリーズの第2弾となる。フラッグシップという立場上、フォーサーズ規格のデジタル一眼レフカメラ「E-5」(2010年10月)の後継機にあたる。

 なお、オリンパスはE-M1をもって同社のフォーサーズとマイクロフォーサーズのシステムを統合すると発表しており、今後レンズ交換式デジタルカメラの新規開発はマイクロフォーサーズ対応製品に絞るとしている。

 グリップ部を除いてE-M5と外形寸法を比較すると、幅9.4mm・高さ3.9mmの拡大。E-M5の別売パワーバッテリーホルダー「HLD-6」のグリップ部分を一体化したような形状で、右手の中指〜小指をグリップに掛けられる安心感は高い。

 ダイヤルはシャッターボタン周囲と上面の右手親指側に装備。いずれも確かなクリック感がありながら回転が重すぎず、露出設定は快適。画面上の絞り値などの表示追従性も高く、カメラとして心強い。

 フラッグシップ機らしく、レンズマウント周囲に2つのボタン、背面右手親指部分にFn1ボタンといった豊富なカスタマイズ操作部を装備。動画ボタンなどの割り当て変更も可能で、AEL/AFLロックボタンのスイッチによるダイヤルや一部ボタンの機能切り替えも設定できるようになっており、カスタマイズ性はかなり高いといえる。

 モードダイヤルのロック機構は、ほかに見ないシンプルかつ合理的な機構。一般的なロック付きモードダイヤルはロックボタンを押している間だけ自由にダイヤルを回せるが、E-M1ロック機構はトグル式で、押し込むとその位置で回転がロックされる。もう一度ロックボタンを押して解除すると、ロック機構のないモードダイヤルと同様に自由に回転する。ロック必要/不要派の双方を納得させられそうな秀逸な設計と感じた。

 今回は実写ができなかったが、動作の機敏さやフラッグシップ機らしいカスタマイズ性など、進化の積み重ねを実感する。昨今のトレンドであるWi-Fi機能も搭載している。E-M1でマイクロフォーサーズの印象が変わるという一眼レフ党も少なくないかもしれない。

同梱のストロボを装着
別売のパワーバッテリーホルダーHLD-7の装着例

画面写真

・撮影画面(背面モニター)

・EVF

【参考】ファインダー内をカメラで撮影。解像度は約236万ドット。表示スタイルを3通りから選べる。明るさ(自動調整も可能)、色温度調整も可能
EVF撮影時の背面モニター表示
タッチ操作に対応

・撮影モード

アートフィルター
シーンモード
フォトストーリーも搭載

・設定画面

・再生画面

(本誌:鈴木誠)