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キヤノンPowerShot S120

操作感に磨きがかかったRAW対応ポケットカメラ

 キヤノンが12日に発売したコンパクトデジタルカメラ「PowerShot S120」の外観写真を中心にお届けする。実写を交えたレビューは後日に掲載予定だ。

カラーはブラックとシルバー。今回お借りしたのはブラック。実勢価格は4万9,980円前後

 PowerShot S120は、「PowerShot S90」(2009年10月)から続く「ポケットサイズ」「(広角端が)明るいズームレンズ」「マニュアル撮影」といった特徴を受け継ぐシリーズの最新モデル。レンズが24-120mm相当F1.8-5.7と明るくなったほか、「星空撮影」「背景ぼかし」といった新撮影モードを搭載している。RAW記録やWi-Fi機能も継承した。

 外観デザインは上面のスピン加工が印象的。ポップアップ式の内蔵ストロボは側面スイッチによる手動ポップアップ式に変わった。ボディはレンズの大口径化の影響もあってか2mmほど厚みが増しているが、手にした印象はPowerShot S110とそう変わらない。

 背面のボタン類は、よりクリック感のはっきりしたものとなった。また嬉しいのは、同シリーズの特徴であり、昨今の高級コンパクトで多く採用されているレンズ根元のコントローラーリングの追従性が向上した点。これまで以上に積極的に使いたいと感じさせる操作部になった。

 タッチ操作による測距点移動も追従性がよい。AF速度など撮影まわりのレスポンスも向上しており、外観撮影をしながらの短時間の試用ではあったが、操作性も含めた進化を感じた。

・PowerShot G16(右)と比較

画面

・撮影画面

FUNC.メニュー
タッチ操作で使えるメニュー
MFピーキング機能を搭載。強度や色を選べる
RING FUNC.ボタンでコントローラーリングの機能割り当てを変更

・設定画面

・再生画面

本誌:鈴木誠