写真で見るキヤノンPowerShot S110

〜新色“ホワイト”をチェック。S100との比較も
Reported by 本誌:折本幸治

 キヤノンが10月中旬に発売する「PowerShot S110」を借用できたので、外観を中心としたレポートを掲載したい。実写サンプルおよびWi-Fi機能を含めた使い勝手などは、後日「新製品レビュー」で紹介する予定だ。



 本体サイズは前モデル「PowerShot S100」とほぼ同じ。見た目も良く似ているが、一見して、PowerShot S100にあった正面右手側の指掛かりが省略されているのがわかる。そのためS100以前の「PowerShot S90」「PowerShot S95」のような、すっきりした見た目を取り戻した。

 また、新色ホワイトの存在も特徴的だ。これまで硬派な面が強調されていたPowerShot Sシリーズだが、これなら女性ユーザーをはじめとしたカジュアル層に目を向けてもらえるのではないだろうか。ボディ表面の質感も上々で、レンズ根元のコントローラーリングの表面パターンも変化し、より高級感ある触り心地になっている。

 静電容量式のタッチパネルは反応が良く使いやすい。タッチパネルとコントローラーリングを組み合わせた「タッチアンドセレクト」も良くできていて、デジタルカメラにもスマートフォンにない、新しい操作体験を提供してくれる。


外観



PowerShot S100(右)との比較




画面

コントローラーリングは健在。各種機能を割り当てられる

さらに本機では「タッチアンドセレクト」が可能に。右側のエリアをタッチしながらリングを回すと、露出補正などの操作が行なえるタッチパネルの設定。静電容量式を採用している

「タッチアクション」も設定可能。特定の機能を割り当てられる

タッチパネルは再生モードでも活躍する。再生中にお気に入り設定などが可能

無線LAN機能はIXY 430Fと共通。スマートフォンへの画像転送のほか、スマートフォンに記録されたGPSログデータを撮影画像に付加する機能もある。これによりPowerShoto S110にあったGPS機能は非搭載となった。






折本 幸治

2012/9/24/ 15:36