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畠山直哉作品集「LIME WORKS」が3度目の復刊

青幻舎は、畠山直哉作品集「新版 LIME WORKS」を10月に出版した。価格は5,500円。

LIME WORKSは、畠山氏が1986年から1994年にかけて日本全国の石灰石鉱山、石灰工場、セメント工場約30カ所を撮影した写真作品集。1996年にシナジー幾何学、2002年にアムズアーツプレス、2008年に青幻舎から刊行された。復刊は今回で3回目。

新版 LIME WORKSは、青幻舎創立30周年記念の復刊プロジェクト「幻本」のアンケート結果で上位にランクインし、現実的に復刻が可能な本の中から復刊が決まった作品の第1弾となる。

ちなみに第2弾として細江英公「写真家・細江英公の世界 球体写真二元論」、第3弾に佐内正史「生きている」の復刊が決まっている。

青幻舎と同じように、この「ライム・ワークス」もじきに30周年です。本のページをめくると、これを生み出そうと懸命だった頃の自分のことが、多くの撮影地の風景や、世話になった人々の顔と共に、懐かしく思い出されてきます。同時に、いまの自分があれから30年後の未来に生きているという事実が、まるで夢のように思われてきます。人生をかくも深く味わわせてくれるという意味で、この新版には個人的に、格別な有り難さを感じています。

畠山直哉(「新版(2025年版)によせて」より抜粋)

©畠山直哉
©畠山直哉
©畠山直哉
©畠山直哉
  • 判型:A4変型
  • 総ページ数:120ページ
  • 製本:上製
関根慎一