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「APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical」にソニーE、ニコンZマウント版が追加
2025年11月14日 15:48
株式会社コシナは11月14日(金)、フォクトレンダーの交換レンズ「APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical」を発表した。ソニーEマウント版を12月に、ニコンZマウント版を2026年1月に発売する。希望小売価格はいずれも15万4,000円。
フォクトレンダーのレンズの中でもとくに高性能な製品に位置づけられる「APO-LANTHAR」の新モデル。その名称はRGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づけるアポクロマート設計に由来しており、諸収差を徹底的に抑制しながら解像力やコントラストの再現性の高さを追求する。
「APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical」においては、今年7月にライカM互換のVMマウント版が発売済み。“F2 Aspherical”のシリーズとしてはこのほかに、50mmと35mmをソニーE、ニコンZ、VMマウントで展開している。
電子接点を搭載しており、Exif情報の記録も可能。ニコンZマウント用は、とくに2020年以前に発売されたボディと組み合わせる場合に、古いファームウェアだと性能が発揮できない可能性があるとして、最新版に更新して利用するよう案内している。
ピント合わせのサポート機能として、ソニーEマウント版はフォーカスリングの操作によるファインダーの拡大表示に対応。ニコンZマウント版は、フォーカスポイント枠色変化やピーキング機能、拡大ボタンによるピント合わせといった3種類のサポート機能に対応する。
高い光学性能を追求しながらも、ハンドリングの良さにもこだわったという。マウント面からの全長を58.8mm(ソニーE)、60.0mm(ニコンZ)とし、発売済みの35mm F2よりもさらに短く“引き締まったサイズ感を実現”したとしている。
ソニーEマウント版は、絞りリングのクリックON/OFF切り替えに対応する。
レンズ構成は8群12枚。特殊レンズとして異常部分分散ガラス6枚、両面非球面レンズ2枚を使用した。
フィルター径を各マウントの他のAPO-LANTHARレンズと統一したとしている。
- 焦点距離:28mm
- 対応センサーサイズ:32mmフルサイズ
- 口径比:1:2
- 最小絞り:F16
- レンズ構成:8群12枚
- 絞り羽根枚数:12枚
- 最短撮影距離:0.28m
- 最大撮影倍率:1:6.9
- 外形寸法:φ62.6×58.8mm(ソニーE)、φ68.8×60.0mm(ニコンZ)
- フィルター径:φ49mm(ソニーE)、φ58mm(ニコンZ)
- 重量:325g(ソニーE)、350g(ニコンZ)
- レンズフード:専用フード付属
- 絞りリング:装備(マニュアル絞り)
- 電子接点:あり
- Exif情報:対応





