気になるデジカメ長期リアルタイムレポート
PENTAX Q7【第7回】
「Eye-Fi Mobi」との相性は?
Reported by水咲奈々(2013/9/24 15:02)
今回は、Q7と「Eye-Fi Mobi」との相性をレポートしましょう。「Eye-Fi Mobi」は、対応カメラであれば撮影した画像を簡単にモバイル端末に転送してくれるSDカードです。「Pro X2」とは違ってRAW画像とパソコンへの転送には対応していませんが、それはJPEGに変換して転送したり、自宅に帰ってからカードリーダーなどを使って直接パソコンに転送すればいいことですので、お手軽にJPEG画像をスマホに転送して楽しみたい場合、設定も楽なEye-Fi Mobiはとてもオススメです。
と、ここまでで「あれ?」と気が付いた方は前回の第6回目のレポート(「カメラ内RAW現像で楽しめるデジタルフィルター」)を読んで頂いた方ですね。そう、ここでQ7のカメラ内RAW現像が活きて来るのです!
筆者はQ7では基本的にRAWとJPEGの同時記録で撮影しています。それは、この連載はカメラの性能を見るためにも“JPEG撮って出し”が基本で、撮影後に一切の手を加えないと言うルールがあるからです。ですが、画像によっては連載に使用せずに後から調整をして作品に仕上げたいものもあるので、予備の意味でもRAWでの撮影を並行して行なっています。
そこで、Q7のカメラ内RAW現像の出番です。デジタルフィルターだけならJPEGの画像にかけてもいいのですが、カスタムイメージも変えたい、ホワイトバランスも調整したいとなると、カメラ内RAW現像をしてしまったほうが一気にすべてが行なえるので楽なんですね。
Eye-Fi Mobiの設定は驚くほど簡単です。筆者は最近、長時間使用していると熱を帯びてくるiPhone 4Sを使用していますが、問題なく転送が行なえました。
転送枚数が多いとバッテリーの消費が早くなってしまうので、数十枚レベルでシャッターを切っているときは、後から再生画像を見ながら転送画像を選ぶ「SELECT」モードにしておくといいでしょう。筆者は料理などそれほど枚数を撮らない撮影のときは「AUTO」に、エイサー祭りのようにシャッターを切りまくるときは「SELECT」に設定しました。
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
- 縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。
- すべてカメラ内RAW現像したJPEG画像です。
iPhoneでもアプリなどを使えばエフェクトを掛けた写真は作れますが、やっぱりQ7のようなちゃんとしたカメラで撮影した写真とは違うな~、と思ってしまいます。TwitterやFaceboookにアップするだけならそんな違いは微々たるもので、見ている人は気が付かないとは思いますが、ここは、自己満足でいいと思いますよ! だって、自分好みのカメラを持ってニヤニヤするのも自己満足ですもんね(笑)。