DMC-GH1 / LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S. / 約4.4MB / 4,000×3,000 / 1/20秒 / F2.8 / +1EV / ISO100 / WB:日陰 |
DMC-GH1に装着。価格は9万9,750円。発売は10月23日 |
マイクロフォーサーズ初のマクロレンズです。さらに、これまでパナソニックのマイクロフォーサーズレンズはLUMIX Gブランドだったので、ライカブランドとしても初のマイクロフォーサーズレンズになります。外観はこれまでのマイクロフォーサーズレンズになかった黒一色。フォーサーズ用のライカDレンズをそのまま小さくしたような外観で、なかなか新鮮です。角型のレンズフードもライカらしいデザインといえます。
焦点距離は35mm判換算で90mm相当。中望遠マクロレンズとして扱いやすい画角です。等倍での撮影に対応し、最短撮影距離は0.15m。使っていると35mm判カメラの90mmよりはワーキングディスタンスが短い印象を受けますが、レンズの前面が伸びないインナーフォーカスのため、被写体にぶつける心配がないのは嬉しい点といえるでしょう。ただし、フォーカスリングが電子式なのは残念です。といってもかなり微妙な操作を受け付けてくれるので、操作性に大きな不満はありませんでした。
手ブレ補正機構の搭載も特徴です。補正効果はかなり高く、ピント位置を拡大してのマニュアルフォーカスが快適に行なえます。また、DMC-GH1のフリーアングル液晶モニターとの相性も抜群。近距離でのAFも比較的速く、ストレスは感じません。最短0.5mに設定できるフォーカスリミッターも利用できます。
画質にも不満はありません。ピントがあったところはとてもシャープで、開放から問題なく使えるレベルです。かといってF8ぐらいまでなら、絞っても描写が目立って緩くならないのも立派。被写体から少し離れた距離の画質がとても良く、立体感の表現に優れていると思いました。ただし絞り開放だと、口径食のためか、画像の周辺でわずかに円ボケが歪む傾向があるようです。
重量225gと軽量で、鏡胴もコンパクトです。フィルター径は46mm。ほかのレンズと一緒に持ち歩いても気にならない重さはうれしいところです。本格的なマクロ撮影にも使えますが、パンケーキレンズと一緒にいつも持ち歩き、気になる被写体に出会ったらマクロ撮影を楽しむ、という使い方も合いそうです。
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像を別ウィンドウで表示します。
DMC-GH1 / LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S. / 約4.9MB / 4,000×3,000 / 1/60秒 / F2.8 / +0.7EV / ISO100 / WB:日陰 |
2009/11/24 15:16