デジカメドレスアップ主義
X100Tでオーガニック・ドレスアップ
FUJIFILM X100T
Reported by澤村徹(2015/5/21 08:00)
- カメラ:FUJIFILM X100T
- カメラケース:ユリシーズ X100T/X100S/X100 Body Suit(ブラック)
- ソフトレリーズボタン:Artisan Obscura Walnut(large/concave/Leica M Typ 240)
- シューカバー:PILLOW TOP HSC(Figured Walnut/Leica M Typ 240)
- レンズフード:Aki-Asahi 汎用型レザーレンズフード角形(49mm/ブラック)
- フィルター:Kenko PRO1D プロテクター(W)49mm
- レンズフード:富士フイルム F LH-X100 B
ドレスアップアイテムのマテリアルは様々だ。本連載ではレザー製のケースとストラップをベースに、レンズフード、ソフトレリーズ、サムグリップなど、金属製アクセサリーを随時追加するようなスタイルを紹介することが多い。
今回は趣を変え、天然素材を使ったアクセサリーだけでドレスアップしてみた。カメラという金属の塊と、天然素材のアクセサリー。そのマッチングの妙をFUJIFILM X100Tで楽しんでみよう。
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まず、レザーケースはユリシーズ製だ。これはX100T用に新設計された製品だが、既存のX100SとX100にも装着できる。X100シリーズ全機種対応版だ。底面にフリップカバーを採用し、バッテリーやメモリカードにイージーアクセスできる。本ケースは付属の専用ネジで三脚穴に固定するが、通常用途ならこのネジを緩めてケースを外すことはないだろう。
背面はオープンタイプだ。ユリシーズのケースは全体を覆うボディスーツスタイルが主流だが、X100Tはファインダーと液晶の間が狭く、そのためオープンタイプを採用している。これにともない、側面はストラップ穴をまたいでホックで留めるデザインになった。M型ライカ用ケースでよく見かけるデザインで、X100Tのクラシカルな演出にうってつけだ。
なお、レザーはユリシーズ定番のプエブロを用いている。ダメージ加工済みで使い始めから雰囲気があり、さらにエイジングの進みが早く、表情の変化を短時間で楽しめる。
ソフトレリーズボタンとシューカバーは木製のものを選んだ。Artisan Obscuraというアメリカのブランドで、ウォルナットやチークなど、木材をベースにしたソフトレリーズボタンとシューカバーを多数ラインアップしている。
筆者の知る限りでは日本国内の代理店はなく、1年ほど前、同社のホームページから海外通販で私物購入したものを紹介している。購入時に装着するカメラを入力し、機種に適したサイズのものを送ってくれる。
ここで紹介している個体はライカM(Typ240)向けにオーダーしたものだが、X100Tにも装着できた。なお、シューカバーのPILLOW TOP HSCは現在カタログ落ちしているが、似たようなデザインものが用意されていた。
レンズフードはAki-Asahiの汎用型レザーレンズフードを合わせてみた。1枚革から型押しで成形した製品だ。このフードは元々50mmレンズ向けに設計されているが、今回35mm判換算35mm相当のX100Tでケラレずに使用できた。
このフードを取り付けるには、ちょっとしたコツがいる。まず、純正フード用のアダプターリングを取り付け、ここに49mm径の保護フィルターを装着。その上からレザーフードをかぶせる。本製品は49mm径のケンコーPRO1D プロテクターで採寸してあるので、同じフィルターを使えばジャストフィットだ。他のフィルターの場合は、フィルター枠の厚みで取り付けが緩かったりきつかったりする。手持ちのアイテムと相談しながらセッティングしよう。