デジカメドレスアップ主義

クラシックに装うレザー製レンズフード

α7 + Tessar 50mm F2.8

  • ボディ:ソニーα7
  • レンズ:カールツァイスイエナ テッサー 50mm F2.8
  • マウントアダプター:レイクォール M42-SαE
  • レンズフード:Aki-Asahi 汎用型レザーレンズフード角形(グリーン)
  • フィルター:ケンコー PRO1Dプロテクター(W)49mm
  • ケース:ゲリズ XS-CHA7G(Kカンパニー)
  • ストラップ:ロベル Anchor Bridge Horween Emboss Leather Strap(ブラック)

 オールドレンズを使っていると、レンズフードの調達に難儀することがある。ライカレンズはフード自体が定番商品化しており、中古カメラ店で比較的容易に購入できる。ところがそれ以外のオールドレンズの場合、当時の純正フードを見つけるのは根気のいる作業だ。市販の汎用フードを使う手もあるが、オールドレンズの外観とデザイン的にマッチしづらい。そんなレンズフード難民に朗報だ。Aki-Asahiからレザー製のレンズフードが登場した。

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49mm径のレザーレンズフードは3,800円。ローライ風の角形デザインを採用している
カラーはブラック、ダークブラウン、グリーン、レッドの4色。手染めのムラ感がいい雰囲気だ

 本製品はレザーを型絞りで成型したレンズフードだ。レザーを型で押し出し、フード状に成型している。実物を手にすると、一枚革がこうも立体的になるのかと驚くことだろう。形状はローライフレックス(二眼レフ)のフードに似た角形デザインで、オールドレンズと好相性だ。内側は黒のスエードを張り、内面反射防止も抜かりない。

 サイズは49mm径と39mm径の2種類で、標準レンズ向けの汎用フードという位置づけだ。手持ちのレンズで試したところ、35mmレンズでもケラレずに撮影できたが、取り付け具合によってはケラレることがあるかもしれない。このあたりは自己責任で運用しよう。

 本製品の取り付けはかぶせ式だが、固定用のネジなどは付いていない。お薦めの装着方法は、レンズに保護フィルターを付け、その上からかぶせる方法だ。ややきつめに設計されているので、無理な力を加えなければ撮影中に外れることはないだろう。ただし、レザーは使用ととにも伸びてくる。取り付けがゆるい場合はフィルター枠外周に両面テープを貼り、その上からかぶせると安心だ。

レンズに保護フィルターを付け、その上からかぶせると固定しやすい
ひとまわり小さい39mm径は3,400円。ライカレンズに適した口径だ

 今回はグリーンのレザーフードを選んだので、この色を引き立てるためにケースとストラップは控えめなカラーを組み合わせてみた。

 まずゲリズ製のケースから見ていこう。グレーという中間色のレザーは、カメラケースとしてはかなりめずらしい。デザイン面ではグリップをすべて覆っているのが特徴だ。α7/7Rのグリップは上部が3D形状になっているため、サードパーティ製ケースはグリップの下半分のみを覆うタイプが多い。本ケースのグリップ上部はいくぶんフィット感に余裕があるものの、レザーの面積が多い分、グレーという個性的なカラーを強調しやすい。

ゲリズのα7/7Rケースは2万1,300円。スマイルカメラなどで購入できる
グレー以外には、オレンジ、レッドといったビビッドなカラーもそろっている
背面はオープンタイプで、下部の隅をカットオフしてモニターをチルトしやすい設計になっている
底面はメタルプレートを装備。メモリーカードとバッテリーにイージーアクセスできる

 ストラップはロベルのフルブラック仕様のものを選んでみた。レザーはもちろん、金具まですべてブラックで統一されたストラップだ。ショルダー部分はホーウィン社のカウレザーにエンボス加工を施し、ベルト部分はイタリアンレザーのブッテーロを用いている。ブランドネームは黒ツヤの箔押しで、金具はダール加工したものを黒染めしている。単なるブラック一色ではなく、多様なブラックのコントラストが楽しめるストラップだ。

ロベルのフルブラックのストラップは1万3,500円。マップカメラで先行発売となる
テイストの異なる2種類のブラックレザーを組み合わせ、黒に深みを持たせている
真鍮金具を黒染めしている。透明感のある塗装で、うっすらと地金の色が見え隠れする

 レンズはカールツァイスイエナのテッサー50mm F2.8をレイクォール製のマウントアダプターで装着した。いわゆるツァイスレンズは洗練された描写が特徴だが、イエナのテッサーはどこか野暮ったさがあり、それが魅力の一側面になっている。大ざっぱな言い方をすると、ロシアレンズとツァイスレンズの中間ぐらいのテイストだろうか。突出した個性はないものの、オールドレンズ特有のゆるさを体感しやすいレンズだ。

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α7 / Tessar 50mm F2.8 / 6,000×4,000 / 1/100秒 / F5.6 / -1.3EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
α7 / Tessar 50mm F2.8 / 6,000×4,000 / 1/400秒 / F2.8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
α7 / Tessar 50mm F2.8 / 6,000×4,000 / 1/2,000秒 / F2.8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
α7 / Tessar 50mm F2.8 / 6,000×4,000 / 1/320秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
α7 / Tessar 50mm F2.8 / 6,000×4,000 / 1/400秒 / F2.8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
α7 / Tessar 50mm F2.8 / 6,000×4,000 / 1/1250秒 / F4 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp