デジカメドレスアップ主義

小指がよろこぶハイグリップスタイル

α7S + Pancolar 50mm F2

  • ボディ:ソニー α7S
  • レンズ:カールツァイスイエナ パンカラー 50mm F2
  • マウントアダプター:KIPON M42-NEX/M
  • Lプレート:RJ Camera muk Arcastyle A7LP
  • ストラップ:ヴァイヒィエ・ブリーゼ 35mm Combat trigger strap

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 昨今、ハイエンドクラスのミラーレス機は、大きめのグリップを備えたスタイルがトレンドだ。ソニーα7シリーズもそうした機種のひとつである。そうは言っても、デジタル一眼レフなどと比べてミラーレス機はコンパクトであり、特に小指が余る感じはいかんともしがたい。そうした握り心地を改善してくれるのが、muk selectが取り扱うα7シリーズ専用Lプレートだ。

RJ Cameraのα7シリーズ専用Lプレートは、muk selectにて税込4,800円。ハイグリップの代りになる
Lプレートを装着した状態で、側面の端子カバーを開閉できる

 前々回の「ティルト・シフトのお役立ちアイテム」にて汎用Lプレートを紹介したが、今回の製品はα7シリーズ専用になっているのが特徴だ。グリップ部分はボディと一体感があり、手を添えると小指が余ることなく、がっしりとグリップを握ることができる。

 アイテムカテゴリーはLプレートとなっているが、後付けのハイグリップとして便利な製品だ。汎用Lプレートと同様、アルカスイス互換のLプレートとしても機能し、アルカスイス互換の雲台上で速やかに縦位置横位置を入れ替えられる。

 本製品はボディに付けっぱなしで使える点も特徴だ。専用Lプレートを装着したままバッテリー交換が可能で、側面の端子類にもアクセスできる。もちろんメモリーカードの交換も可能だ。固定は三脚穴にネジ止めするタイプで、コインで締めるほか、付属の六角レンチでも固定できる。

モニターのチルトも支障なく動作可能。カメラの操作を妨げない設計だ
装着したままでバッテリー交換が可能。付属の六角レンチで三脚穴に固定する

 ストラップはヴァイヒィエ・ブリーゼの新作を合わせてみた。35mmコンバットトリガーストラップは、ミリタリーのピストルベルトがデザインモチーフだ。同ブランドはスタッズストラップが有名だが、その一方でパンチングレザーも得意としている。

ヴァイヒィエ・ブリーゼの35mmコンバットトリガーストラップは1万800円だ
パンチングレザーの裏面に帆布を貼り付けてある。穴から見え隠れする帆布が新鮮だ
ストラップの両端にスタッズとハトメで意匠を施す。単調にならないデザイン性の高いストラップだ

 このストラップはパンチングしたレザーに帆布を貼り合わせ、穴から見え隠れする帆布が印象的だ。35mm幅のワイドタイプだから、オールドレンズを付けたウエイトのあるカメラでも携行しやすい。ストラップの両端にはスタッズとハトメをあしらい、レザーカラーなどはカスタムオーダーにも対応できる。

 キポンから新型ヘリコイドアダプターが登場したので早速使ってみた。ここではEマウント用のM42マウントアダプターを用いているが、バリエーションが強みの同社だけあって、マウントの種類は豊富にそろっている。レンズ側はM42をはじめ、ニコンF/G、ペンタックスK/DA、ライカM、ヤシコン、オリンパスOMなどに対応。ボディ側もEマウントとXマウントに対応する。対応マウントは順次増えていくだろう。

キポンのM42-NEX/Mは焦点工房にて税込1万8,500円。他マウントも豊富にラインアップしている
マウントアダプターのヘリコイドを繰り出すことで、レンズの最短撮影距離よりも寄ることができる

 ここではカールツァイスイエナのパンカラー50mm F2を装着してみた。このレンズの最短撮影距離は0.5mを切る程度だ。一眼レフ用レンズなのでそれなりに寄れるが、テーブルフォトなどでは気持ちのけぞらないとピントが合わないこともある。キポンのヘリコイドアダプターと組み合わせると、気兼ねなく被写体に寄れてストレスがない。また、ヘリコイドを格納すると、指標(チューリップマーク)が正位置にくる。これを目印にすれば、不用意にヘリコイドを動かして無限遠撮影でピントを外す心配も少ないだろう。

α7S / Pancolar 50mm F2 / 1/200秒 / F2 / +0.7EV / ISO100 / WB:オート
α7S / Pancolar 50mm F2 / 1/60秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:オート
α7S / Pancolar 50mm F2 / 1/800秒 / F2 / 0EV / ISO100 / WB:オート
α7S / Pancolar 50mm F2 / 1/60秒 / F2 / -0.7EV / ISO250 / WB:オート
α7S / Pancolar 50mm F2 / 1/60秒 / F8 / -0.7EV / ISO5000 / WB:オート
α7S / Pancolar 50mm F2 / 1/100秒 / F2.8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp