フォトアプリガイド

Collider(iOS)

フィルムの光線引きをマニアックに再現

今回紹介する「Collider」は、フィルムカメラの光漏れ(光線漏れ、光線引き)をエフェクトとして再現する画像編集アプリだ。光漏れ以外のエフェクトも取り揃えられている。

価格は100円。試用バージョンは1.1。

「Collider」を起動したら、まず画像を選択する。

画像編集画面では、画面下部に編集ツールが、画面上部にキャンセルと完了アイコンがそれぞれ配置されている。

「Filters」には、他の画像編集アプリにあるようなオーソドックスなエフェクトが13種類収録されている。

そのうち「Lightleak」(光漏れ)が本アプリの特徴ともいえる機能。Lightleakだけで25種類が収められており、これはなかなかの収録数だ。

調整を行なう「Adjustment」では、「Brightness」「Saturation」「Contrast」という3つの要素をスライダーを使って調整可能だ。

「Effects」に収録された内容は、それぞれ名称が設定されているのでわかりやすい。また、選択した内容によって、強度変更・調整方法が異なるので注意したい。

「Blur&Focus」はピンチ操作とスライダーを組み合わせて、ボケを設定できる。

また、この他にも「Resize」や「Crop」などの機能があり、画像アスペクト比などの変更にも対応する。

他のアプリではあまり日の目をみることのない「光漏れ」に注力しているという点は面白い。フィルムカメラだと、故意に光漏れを作り出すのは勇気のいることだが、デジタルだとかなりお手軽だ。

デジタルカメラで撮影した画像をスマートフォンに取り込み、フィルムカメラっぽい光漏れを付け加える。今の時代ならではの楽しみ方ではないだろうか。

飯塚直