写真展

佐藤敬久写真展「KATHMANDU BAZAAR」

(オリンパスギャラリー)

©佐藤 敬久

ネパールの首都カトマンズは街全体がバザールのようだ。いたるところで生活に必要なありとあらゆる物が並べられ、いつもたくさんの人で賑わっている。

大きな市場ではネパール中から集まってくる野菜や果物やスパイスがうずたかく積まれ、あちらこちらで熱を帯びた客とのやりとりが展開されている。子どもの姿も見かける。店番をする子、ジュースを売り歩く子、客の買った野菜を運ぶ子が大人と一緒にたくましく働いている。路上の片隅では、畳一枚ほどのシートを広げ手のひら一つほどのトウガラシの山を並べたおじさんが佇んでいる。絶えることのない人混みの中を、籠や天秤棒を担いだ人、自転車にリンゴやバナナを満載した人、長い棒におもちゃをくくりつけた人が通り過ぎていく。

私は少しワクワクしながら、まるで縁日の露店をひやかすように、古くから続くバザール歩きを楽しんだ。

(写真展情報より)

  • ・会場:オリンパスギャラリー東京
  • ・住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1NBF小川町ビル1階
  • ・会期:2014年9月25日木曜日~2014年10月1日水曜日
  • ・時間:10時~18時(最終日15時まで)
  • ・休館:日曜日・祝日
  • ・入場:無料

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